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2010-05-0820100508

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リンク

http://www.imdb.com/title/tt1371626/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B2%E3%82%BF%E3%82%AB_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333057

ストーリー(ネタバレあり)

 テレビシリーズから4年後、中国系政府系ファンドであるCLICは、政府が企業買収に乗り出しているという批判から避けるために民間のファンドを使い世界中の企業に買収をしかけていたが、その中の1つのファンドであるブルー・ウォール・パートナーズの劉一華(たまやまてつじ)にはアカマ自動車の買収を命じていた

 政府側の目的としてはアカマ自動車の技術が欲しいだけであったが、劉はその意向を知りもしなかった

 一方、「ハゲタカ」の急先鋒として知られた鷲津政彦(おおもりなお)は企業再生を手がけても日本経済の体質が変わらないことに嫌気が刺し、鷲津ファンドのトップを務めるものの隠遁生活を送っていたが、その企業再生の手腕を買われアカマ自動車の執行役員に迎えられていた芝野健夫(しばたきょうへい)に説得され、アカマ自動車のホワイトナイト役を買って出ることにした

 劉は鷲津がなりふり構わず買収をしかけたことによってメディア等から反感を買ったことを傍目から見ており、その反省からアカマ自動車の経営陣をそのまま温存することなどを条件にTOBをしかけ、鷲津ファンドもTOBをしかけるものの、2千億ドルの資金を持つCLICがバックにあるブルー・ウォール側は次々とTOB価格を引き上げていく

 TOBを着々と進める劉はその裏で、アカマ自動車の派遣工である守山翔(こうらけんご)と個人的に接触を図り、守山をそそのかしてアカマ自動車が労災隠しや派遣という制度を利用している証拠をつかみ、派遣社員を団結させてデモを起こさせていたが、アカマ自動車の経営陣には守山を使ってデモなどの動きを抑えることができると説得の材料にし、TOBを成功させた

 鷲津ファンド側は劉が身分を偽って中国残留孤児の日系三世であると言い張っていることを掴み、また鷲津自身が中東に飛んで資金調達を行っていた

 鷲津ファンドは調達した金で、アカマ自動車の後ろ盾となっているアメリカの証券会社のスタンリー・ブラザースの買収を仕掛け、それに対抗する形で証券会社のノウハウが欲しいCLICの思惑を受けたブルー・ウォールも買収に乗り出すが、鷲津ファンドはスタンリー・ブラザースの金融商品の一部に問題があることを見ぬいておりその商品を二百億円分一挙に売却し、スタンリー・ブラザースの株価が下げたのを見てさらにスタンリー・ブラザースの株を売って、同社の株を所有しているブルー・ウォールに損害を与えた

 ブルー・ウォールは損害を抑えるためにアカマ自動車の買収からも撤退、鷲津の思惑通り鷲津ファンドはアカマ自動車の買収に成功する

 また、劉は通り魔に襲われて死亡することとなる

感想

 あまり面白くない

 題名はテレビシリーズ同様、同名の原作小説から

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 2009年6月に公開された映画なのだが、中国系ファンドが世界中を席巻したり、中国系の企業が技術やノウハウを求めて日本の企業を買収するというストーリーは2010年の今こそタイムリーな話だと思う


 しかし、他に関してはテレビシリーズと何が違うのかわからなかったし、もっと言えば本作を映画にする必要性があまり感じられなかった

 企業買収によって日本企業、ひいては日本経済を再生させようとする劉というのはテレビシリーズの鷲津の立場と変わらないし、それに芝野が対抗するという構図も同様だ

 テレビシリーズとの差別化を図るのなら、劉が何故日本企業の再生に拘泥するのかということで鷲津とは違う立場であるということを強調するべきだと思うが、そこらへんが理解できなかった

 劉は幼い頃にアカマ自動車の自動車が故郷を走っているのを見て憧れを抱いたということになっているが、それだけでは説得力に欠けるし、残留孤児かどうかわからない劉のアイデンティティもその説得力の無さを後押ししているようにしか思えない


 西野治(まつだりゅうへい)が出てくる理由も希薄だし、「日本を救おうとして中国系ファンドに利用される劉」という展開もアリだと思ったがそこらへんも中途半端で、最初に書いたようにテレビシリーズとの区別化をしっかり意識した作品作りをして欲しかったし、これだったらテレビで2時間ドラマの特別編を作れば済む話だったのではないか

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