2010-03-0620100306
■ [映画]Mother Teresa(邦題:マザー・テレサ/母なることの由来)

マザー・テレサ ~母なることの由来~ -デジタル復刻版- [DVD]
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ジェネオン エンタテインメント (2008-12-19)
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リンク
http://www.imdb.com/title/tt0091558/
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=22038
感想
いい映画
マザー・テレサの活動を5年にわたって追い、本人と周辺の人物のインタビューをメインに構成されたドキュメンタリー
もちろん、マザー・テレサは修道女なので非キリスト教徒である自分にとってはキリストや神への愛などは共感できない部分はあるし、貧困にあえぐ人を救うためには自らも貧しい生活を送らなくてはならないという考え方など、やりすぎだなと感じることもある
しかし、本作で非常に印象に残ったのはマザー・テレサを含む人たちの笑顔だ
「神への愛」の本質を自分は理解できないので「人類愛」と頭の中で翻訳しながら見たが、笑顔で全てを受け入れ隣の人を幸せにしていこうとすること、あまり多くを欲しがらずみんなで分け合おうとすること、という言われてみればシンプルで絵空事のように聞こえるが実践は難しいことを日々積み重ねていくことの出来る彼女のしなやかな強さを世界は今一度認識すべきだ
そういえば、作品の中で彼女は欧米のあるジャーナリストに、チャリティのために写真を使用させて欲しいと言われるが、写真を使用するのではなくそのジャーナリストが個人的に活動すべきだと諭す
自分はこのシーンを見てガンジーの映画と比べてしまった
ガンジーは自分の思想を推し進めるためにはプロパガンダとなるような行動を率先して取ったが、マザー・テレサはそういうことを拒否している
もちろん政治的な力を用いないと解決しない問題も多くあるが、それよりも草の根で隣の人を幸せにしていこうとするマザー・テレサの方が凄いなと思う
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