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2009-10-0620091006

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http://s01.megalodon.jp/2009-1006-1217-53/www.fujitv.co.jp/b_hp/kimyo/(公式サイトの魚拓)

過去の感想

http://moppara.g.hatena.ne.jp/moppara/20090330/p12009年春の特別編

http://moppara.g.hatena.ne.jp/moppara/20080925/12222689552008年秋の特別編

http://moppara.g.hatena.ne.jp/moppara/20080403/12071512432008年春の特別編

http://moppara.g.hatena.ne.jp/moppara/20071003/11913373832007年秋の特別編

感想

 全体的に「世にも奇妙な」っぽいストーリーだったのだが、これといって特出したエピソードはなかった

 その中でも、エンディングは別にして「世にも奇妙な」っぽくなかった「理想のスキヤキ」はちょっと変わっていたかなとは思う

 以下ネタバレ含む


検索する女

 検索すると調べたいことはどんなことも出てくる検索サイトを知っている岡崎加奈子(いのうえまお)はそのサイトを使い器用に生きており、ある日の合コンでもそのサイトを使い相手の男たちの素性を調べていたが、その中の一人の根暗でさえない三宅亮(まつおとしのぶ)の名前を検索すると、最初は財閥の御曹司であるという結果が出たが、同姓同名の殺人犯がいることがわかる

 その男の不審な行動や、検索サイトで更新される情報がその男の行動と一致するために必死でその男から逃げようとする加奈子だが、ようやく辿り着いた自分のアパートで三宅亮と遭遇してしまい、ポケットに手をつっこむ男が自分を殺そうとしていると思い込み、傘でその男を殺してしまう

 しかし、その男がポケットから出そうとしたのは鍵で、加奈子は検索サイトを利用していたつもりが、検索サイトに行動を左右されてしまったという話



 三宅亮の行動があまりにも怪しいことから彼が犯人でないことがすぐわかるので、もうちょっと犯人かそうでないか見ている方が悩むような演出がほしかった

 加奈子が利用しているサイトに、加奈子を逮捕した刑事達も左右されているというエンディングもいまいち


自殺者リサイクル法

 屋上から飛び降りて自殺しようとしたミキオ(いくたとうま)だったが、地面に着く前に上空からネットが出てきて謎の集団に救出され連れ去られる

 彼を連れ去ったのは「自殺者リサイクル機構」で、「自殺者リサイクル法」が制定された日本では、自殺を認定された人間は他人に迷惑をかける存在であるために人権を奪われ他人のために命をかける仕事をすることになっていた

 ミキオらはくじ引きで臓器を提供させられたり、危険な治験に参加させられたり、バスジャック犯に人質として提供されたり、化学物質が撒き散らされた現場で爆弾解体などをさせられたりするが、人権が蹂躙されたその環境の中で生きたいと思うようになったミキオは逃げ出すが、逃げ出した先が建物の屋上で、意図せずにビルから身を投げてしまったミキオは再度自殺者リサイクル機構に連れ去られることになるというお話



 自殺をしたいと思うような人間を命のかかった状況下におくと生きたいと思うのではないか、というちょっと残酷な問いがこのストーリーの表面上のテーマだが、その核にあるのは一生懸命生きようっていうことだろう

 他人に殺されかけて生きたいと願うくらいなら、最初から必死で生きればいいじゃないかというちょっと乱暴だけど人情みたいなものを感じた


 りョうの人間離れした存在感が、上手いこと「自殺者リサイクル機構」の人間という浮世離れした役柄にはまっていると思うし、ミキオが自殺をしようと思った経緯がバッサリ削られているのでストーリーがすっきりしているなと思う


理想のスキヤキ

 スキヤキの作り方や食べ方についての作法については一家言ある和樹(いとうあつし)は交際相手の詩織(いわさまゆこ)との結婚を許してもらうために詩織の家を訪ね、そこでスキヤキを振舞われる

 そこで詩織の父の正一(にしむらまさひこ)がスキヤキにビールを入れたり、詩織の母(みやたさなえ)が肉を大量に独り占めしたりすることに逐一反応していく和樹を大仰に描いただけのストーリーだが、あまりに詩織の家族のスキヤキの食べ方に納得のいかなかった和樹は結婚の申し込みを諦め詩織との別れを決意するまでになり、そこでストーリーが終わるのかと思いきや、詩織の一家がスキヤキのシメとして出してきたのは謎の黒い球体だった

 その後、詩織と結婚し、子供も二人いる和樹が家族四人でスキヤキを囲むシーンが出てきて、その謎の黒い球体がシメとして出てくるのだが、その正体は明かされずに終わる



 まぁ、テーマとしては「郷に入りては郷に従え」っていうことかな

 和樹がスキヤキに拘っていることが執拗に描かれるのだが、謎の黒い球体というのはその執念を中和してあまりある存在っていうことだろう

 その存在は絆や家族愛やなんでもいいが、要は人との付き合いでは細かいことに拘ってもしょうがないっていうこと


 上にも書いたように今回のエピソードの中では異色で、スキヤキを作るだけのストーリーを「美味しんぼ」風に細かい解説を付けるというか、某CMを連想したりもした

 正直面白くはなかったのだが、こういう無駄なことに情熱をかける感じは決して嫌いじゃない



呪い裁判

 裁判員裁判に参加した守川亜由(しゃくゆみこ)だったが、その裁判は日本の裁判史上初めて被告人が被害者を呪い殺したとされる事件を取り扱ったものだった

 その事件の中で被告人に殺人を依頼した証人が吐血をしたり、検察官や弁護人が裁判所で流血するなどしたせいで裁判員は自分達の身に被害が降りかかることを恐れ被告人を無罪にすることを主張、その中で亜由だけが有罪を主張した

 裁判が終わった後亜由の身にも災難が降りかかるが、全ての災難が被告人の呪いのせいではなく、人間が互いに呪いあうことによって不幸になることを知った亜由は、夫と浮気をした女を呪い始める



 裁判員制度というタイムリーなネタを入れたかっただけなんだろうけど全体的にかなり中途半端

 これといったコメントも思い浮かばない


夢の検閲官

 人々の安眠を守るために夢の検閲官が人々が本来見ている夢を改変しており、子供をなくした親はある一定期間子供の夢を見せないというルールがある

 ある検閲官(いしざかこうじ)はそのルールを守ってきたが、イジメによって息子の幸太郎(かかずいっせい)をなくし酒に溺れる森崎明日美(こんのまひる)の姿を見て心を痛めていた

 幸太郎の母に愛されなかったという思いは(勘違いではあったが)強いもので、それがある日具現化して検閲官の目の前に出てきた

 幸太郎が明日美に愛されたということを理解させるために、退官間近の検閲官は初めてルールを破り明日美の夢に幸太郎を出してあげることにする



 夢が支離滅裂であることを、検閲官がわざとそういう夢を見せているということにしているのはいいなと思ったのだが、このエピソードもやはりストーリーが面白くなかった