拡散していけど、とりもなおさず RSSフィード

2009-09-3020090930

[]In Her Shoes In Her Shoes - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - In Her Shoes - 拡散していけど、とりもなおさず In Her Shoes - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/In_Her_Shoes_(2005_film)

http://www.imdb.com/title/tt0388125/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=323154#1

感想

 いい映画

 原題は同名の原作小説から

イン・ハー・シューズ
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 以下ネタバレ含む




 誰でも何者かになりたいものだが、誰もが既に何者かであり、そこを肯定するしかない

 この映画を自分探しの映画と決め付けても間違いではないが、作りがうまいなと思う


 弁護士のローズ(とに・これっと)は仕事は上手くいっているが、自分の容姿に自身がない

 一方、ローズの妹のマギー(きゃめろん・でぃあす)は容姿はいいが、こらえ性がない上に読み書きに難があり職にありつくことが出来ない

 二人は正反対の性格をしていても、どこか互いに憧れあっているところがあったが、ある時マギーがローズの彼氏を寝取ったことからローズがマギーを家から追い出す

 実家に帰ろうかとも思ったマギーだったが、意地悪な継母が苦手で、かつ父親が隠していたマギーら姉妹に宛てた祖母の手紙を発見したことから、会った記憶のない祖母を訪ねていくことにする

 その地でマギーは新しい仕事を見つけ、ローズは別の恋に踏み出し、一件落着


 ストーリーを書き出せば他愛もないものだし、予想外の展開も起こらないが、人の絆が結構多くの問題を解決してしまうというのを上手く描いているし(マギーと元教授の関係とかよかった)、高齢者の達観した視線が上手く若い二人を救っていていいなと思う

 ちょっと終盤はだれているかなとも思ったし、ラストの結婚式ももうちょっと短くても良かったのではないかなとも思うが、テーマをしっかりと描けていると思う

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0388125/trivia

Director Curtis Hanson approached Toni Collette before filming and asked the actress about gaining weight for the part. Collette had complied and proceeded to gain 25 pounds for the part, which she subsequently lost during the film's shooting which is to reflect her character.

 監督は撮影前にとに・これっとに増量するように頼み、彼女は25ポンド(注:11キロぐらい)増量したが、役柄を反映して撮影中に少しずつ減量していった

Both the sister and the grandmother of the author of the original book (Jennifer Weiner) appear in the movie.

 原作者の祖母と姉妹が出演している

Jennifer Weiner (the author) and her agent appear walking behind Rose and her friend Amy in the Italian Market scene.

 原作者が、ローズと友達が買い物をしているシーンにカメオ出演

The woman pictured as Maggie and Rose's mother is model Ivana Milicevic

 マギーとローズの母親として写っているのはいわな・みるせヴぃっち

The poem Maggie reads in the wedding scene is e.e. cummings's "I Carry Your Heart".

 マギーが結婚式で読んでいるのはE・E・カミングスの「I Carry Your Heart」(http://www.poemhunter.com/poem/i-carry-your-heart-with-me-2/

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The poem that Maggie reads to the bedridden professor is ‘One Art’ by Elizabeth Bishop.

 マギーが老教授に最初に読むのはエリザベス・ビショップの「One Art」(http://www.poemhunter.com/poem/one-art/

エリザベス・ビショップ詩集 (世界現代詩文庫)
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The second poem Maggie reads is by Jane Kenyon – ‘Let Evening Come’

 次に読むのはJane Kenyonの「Let Evening Come」(http://www.poets.org/viewmedia.php/prmMID/16019

Let Evening Come: Poems
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Jane Kenyon
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Althought Cameron Diaz plays Toni Collete's younger sister, Diaz is 2 months older than Collete in real life.

 きゃめろん・でぃあすはとに・これっとの妹を演じているが、実際にはきゃめろん・でぃあすが2ヶ月年上

The original plan had Toni Collette as Maggie Feller and Sarah Michelle Gellar as Rose Feller. After Gellar dropped out, Collette agreed to play Rose.

 元々はとに・これっとがマギー役で、さら・みしぇる・げらーがローズ役だった

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2009-09-2920090929

[]In Good Company In Good Company - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - In Good Company - 拡散していけど、とりもなおさず In Good Company - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/In_Good_Company

http://www.imdb.com/title/tt0385267/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BC

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=323218#1

感想

 あまり面白くない

 以下ネタバレ含む




 「年下の上司が自分の娘と恋に落ちる」っていう単純なストーリーにすればよかったと思うのだが、年下の上司であるカーター(とふぁー・ぐれいす)がやたらとうじうじしていてラブストーリーが進行していかないし、 やたらと色々な要素を詰め込もうとしすぎて、結局何がしたいのかよくわからない

 カーターとダン(でにす・くえいど)がそれぞれ、カーターは離婚をし、ダンは奥さんが妊娠をしたり、娘が大学を変えたりと困難な状況に直面するなど二人をシンクロさせたり、口癖がうつってしまうなど二人が歩み寄りを見せていくなど展開はベタなのだが、そういうベタさを避けているのか、それともベタなことをする力量がないのか、あんまりベタに感じない

 演出がベタじゃないから、最後にカーターが職を失い、ダンが元の職に戻ってもカタルシスがない


 キャストが豪華なのに作りはインディ映画っぽいっていうのは変わっていると思うが、カーターとアレックス(すかーれっと・よはんそん)が最終的にダンに認められて付き合うっていうぐらいのわかりやすい展開の方がよかったのではと思う

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0385267/trivia

During the daytime apartment scene between Alex and Carter, on the refrigerator are cut out pictures of Dennis Quaid and Tyrese Gibson from one of Quaid's other 2004 films, Flight of the Phoenix (2004).

 アレックスとカーターがアパートで会っているシーンで映る冷蔵庫には、同じ年に発表されたでにす・くえいど主演の『フライト・オブ・フェニックス』のポスターが貼られている

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The studio wanted someone from the cast of "That '70s Show" (1998) for the role of Carter and had originally given it to Ashton Kutcher. Kutcher dropped out due to creative differences, and Topher Grace auditioned and got the part. Grace had auditioned four times for the role, and had to convince producer Paul Weitz that he was right for the role, by highlighting his raising by his father, a businessman with sharp negotiation skills.

 スタジオは「ザット '70s ショー」の出演者を使いたくて、最初はあしゅとん・かっちゃーに出演してほしかったが、最終的に4回オーディションを受けたとふぁー・ぐれいすになった

When Alex (Scarlett Johansson) is moving in to the NYU dorm, she and Dan (Dennis Quaid) walk past a poster in the dorm hallway. Showing an enormous marijuana leaf, the full text of the poster reads "Marijuana. Because Your Friends Just Aren't Very Funny."

 アレックスが寄宿舎に入る際にマリファナのポスターが貼ってあるが、そこに書いてある文章の全文は「Marijuana. Because Your Friends Just Aren't Very Funny.」

The book that Alex (Scarlett Johansson) read in the café is "Early Short Stories" by Anton Chekhov.

 アレックスがカフェで読んでいる本はチェーホフの短編集

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Scenes from the movie were filmed at New York University's freshman dorm, Hayden Hall.

 寄宿舎の撮影はニューヨーク大学のヘイデンホールで行われた

In Ocean's 12, Topher Grace references this movie by telling Brad Pitt's character, "I phoned in that Dennis Quaid movie" while being evicted.

 『オーシャンズ12』でとふぁー・ぐれいすが「でにす・くえいどの映画で電話してるんだ」というセリフを言っている

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Dennis Quaid's character is named Dan Foreman, sharing a last name with Topher Grace's character Eric Foreman from That 70s Show.

 でにす・くえいどととふぁー・ぐれいすの役名は、「ザット '70s ショー」のとふぁーの役名を分け合っている

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2009-09-2820090928

[]Dawn of the Dead Dawn of the Dead - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Dawn of the Dead - 拡散していけど、とりもなおさず Dawn of the Dead - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/Dawn_of_the_Dead

http://www.imdb.com/title/tt0077402/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13357#1

感想

 あまり面白くない

 以下ネタバレ含む




 Wikipediaにも書いてある「巨大なショッピングモールに吸い寄せられるように集まるゾンビたちをアメリカ的巨大消費社会への鋭い皮肉として表した」云々は見る前からこの映画に興味のない自分でも知っていたので割愛



 冒頭でテレビ局内で人々がパニックになる様子が描写されるのだが、それ以降もどういう状況からゾンビが発生し、ゾンビがどのようにどの範囲の地域に壊滅的打撃を与えているのかがさっぱり把握できない

 終盤で出てくる暴走族がある程度ゾンビと善戦しているのを見るにつけ、正規の軍隊が太刀打ちできない状態ではないと思うし、ゾンビがどのぐらいの勢力で拡大しているのかを観客に把握させることによって出てくる恐怖感もあると思うのだが


 何か全体的に独りよがりというか世界が閉じられていて、主人公達がショッピングセンターに閉じこもって遊んでいるようにしか思えない

 極限状態になると人間の獣性が出てくるというか、終盤で出てくる暴走族は一応悪役として描かれるが、主人公達も行為自体はそんなに変わらないという部分をもうちょっと掘り下げてくれれば面白かったと思うのだが、ちょっと無駄なシーンが多いかなと思う

 グロいところが多くてそこだけに拘ってくれてもよかったけど、かなり冗長だった

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0077402/trivia

Filmed in Monroeville Mall, Monroeville, PA.

撮影はペンシルベニア州ピッツバーグ郊外のショッピングモール「モンローヴィル・モール」で行われた


大きな地図で見る

The weapons store featured in the film was never a part of the Monroeville Mall. George A. Romero shot those scenes in a gun shop in downtown Pittsburgh and edited the footage in to make it look like it was a shop in the mall.

 参照→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93_(%E6%98%A0%E7%94%BB)#.E3.82.88.E3.82.82.E3.82.84.E3.81.BE.E8.A9.B1

Director Cameo: [George A. Romero] the director in the television studio.

Director Cameo: [George A. Romero] Santa Claus biker (briefly visible in biker raid).

 監督がテレビのスタジオのディレクター役と、サンタクロースのバイカー役でカメオ出演

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2009-09-2720090927

[]Zombie Strippers Zombie Strippers - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Zombie Strippers - 拡散していけど、とりもなおさず Zombie Strippers - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/Zombie_Strippers

http://www.imdb.com/title/tt0960890/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BA

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=331591#1

感想

 いい映画

 以下ネタバレ含む




 ブッシュが四選した近未来、米国内では兵士の闘争本能を高めるために、人間をゾンビ化させる「キモ=ウィルス」が開発されたが、研究所内でウィルスが拡散され掃討作戦が遂行される

 しかし、その中の一人がゾンビにかまれ、射殺されるのを恐れたために逃走し、ストリップクラブに迷い込む

 その中のストリップガールにかみつき彼女もゾンビ化するが、彼女のダンスが人気を博したうえ、クラブが異常だったためにクラブの関係者も黙認し、店の客を犠牲に巻き込まれながらもゾンビの数は増えていく

 そして、研究所を掃討した部隊がストリップクラブを制圧して終わり、という簡単なストーリー


 題名の「ゾンビ」=グロと、「ストリッパー」=エロが象徴するように、エログロナンセンスをこれでもかと追求したB級映画

 ゾンビを掃討する隊の女性隊員も無駄にエロい上に、防護服が必要な状態でも何故かどんどん脱いでいくし、ゾンビも女性間で感染する間は知性が劣化しないという設定なので積極的にストーリーに参加していく

 ちょっとストリップダンスのシーンが長いかなと思うけど、ダンサー達がゾンビになる前と後では全くダンスが違っていて、そこをしっかりとダンスで表現しているのは面白いなと思った

 最後らへんの女性同士のゾンビの戦いで、性器でビリヤードの球とかを飛ばす馬鹿馬鹿しさもよかった



 テーマをあえて設定するのなら、手段が目的を正当化するということの愚かしさということか

 兵士を強くするためにゾンビ化するウィルスを開発したり、ストリップクラブの店長が儲かるからといってゾンビが増えていくのを黙認したり、ストリップダンサー達が客の受けがいいからといって進んでゾンビになろうとしたりするなど、目的があまりにも肥大化しすぎてキャラクター達は手段を選ばない

 しかし、この映画のテーマは何よりもエログロナンセンスなので、そういうことを一切考えずに時間が過ぎていくのを楽しんだらいいんではないだろうか

 ストーリーがちょっと物足りない部分はあるけど

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0960890/trivia

The first infected soldier's name Byrdflough is a pun on the infamous "bird flu" epidemic.

 最初に感染した兵士の名前のByrdfloughは「bird flu」(鳥インフルエンザ)のひどい語呂合わせ

The story is allegedly inspired by Eugène Ionesco's allegorical play "Rhinoceros", in which citizens of a small French village inexplicably turn into the titular animals one by one. As a nod to this literary source, Robert Englund's character is named "Ian Essko".

 ストーリーはウジェーヌ・イヨネスコの「犀」という劇を元にしていると言われており、件の劇にも「Ian Essko」というキャラクターが出てくる

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LA-based recording artist Roxy Saint, who plays Lillith in the movie, also provides several of the songs on the film's soundtrack, including Don't Kill The Star, Bad Guy, and most noticeably Smother You, which is used both during Jenna Jameson/Kat's first post-death strip scene, and over the end credits of the movie.

 リリスを演じたろきしー・せいんとはサントラに参加している

Zombie Strippers
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The name of the strip club is "Rhino's" both a pun on the real life "Spearmint Rhino" and the book "Rhinocerous".

「Rhino's」というストリップクラブの名前は「Spearmint Rhino」(http://en.wikipedia.org/wiki/Spearmint_Rhino)や(ウジェーヌ・イヨネスコの)犀に関連付けている

When the doctor at the start of the film is looking at the zombies he says "behold a pale horse" this is a line from the book of revelations also spoken in the 'Johnny Cash' song The Man Comes Around which is used at the start of another Zombie film: Dawn of the Dead (2004).

 冒頭で医者がゾンビを見て「Behold A Pale Horse](蒼ざめた馬を見よ)と言うのは、ヨハネの黙示録や、『ドーン・オブ・ザ・デッド』の冒頭で使われたジョニー・キャッシュの「The Man Comes Around」にある一節

Man Comes Around
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2009-09-2620090926

[]아내가 결혼했다 아내가 결혼했다 - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - 아내가 결혼했다 - 拡散していけど、とりもなおさず 아내가 결혼했다 - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/My_Wife_Got_Married

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=334633

感想

 いい映画

 原題は邦題と同じ意味で、同名小説(邦題は違うが)に由来

もうひとり夫が欲しい
パク ヒョンウク
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 『ディボース・ショウ』同様にカップルが付き合ってから結婚し、共に生活を送るという展開を描く中で結婚という制度に対する疑問を提起しているのだが、『ディボース・ショウ』が結婚という制度が、恋愛という自由なものと相性が悪いという切り口だったのに対して、本作は結婚が象徴するような恋愛においての所有欲や独占欲について描こうとしている


 ドックン(きむ・じゅひょく)は、以前同じ職場で働いていて同僚の間でも人気があった派遣社員のチュ・イナ(そん・いぇじん)と偶然再会するが、互いにサッカー、とりわけスペインリーグが好きなことがわかり意気投合し付き合うことになる

 しかし、電話を鳴らしても出ず、深夜に酒を飲んで帰宅することが当たり前のチュ・イナに嫌気が差しドックンから別れを切り出すが、未練タラタラなドックンは復縁を申し出、さらに求婚をする

 執拗な求婚にチュ・イナは折れて二人は結婚をし束の間の幸せを手にするが、結局チュ・イナは浮気をしてしまい、ドックンが結婚することの幸せを教えてくれたために相手の男性とも結婚したいと言い出す

 ドックンは最初は怒り狂い、チュ・イナとその浮気相手のところに乗り込んで暴れたりもするが、チュ・イナの浮気性や突飛な言動も含めて結婚したのだと自分に言い聞かせ、渋々チュ・イナの二重生活を許すことになる

 そうこうする内にチュ・イナがどちらの子ともわからない子供を妊娠し、出産をするのだが、そんな中でドックンの苛立ちが募り、それまで周囲には異様な三角関係は隠してきたのだが、チュ・イナの浮気相手の親族達が集まった宴席で真相を暴露してしまう

 それにショックを受けたチュ・イナはスペインに旅立ち音信不通になるが、ドックンとチュ・イナの浮気相手は二人でチュ・イナを迎えに行くことにする



 一見世間体に無頓着に思えるチュ・イナが結婚という形式に拘ったり、ドックンや浮気相手の家族に異様な三角関係を悟らせないようにしているというのは、この作品が単にチュ・イナという風変わりなキャラクターを描きたいというだけではなく、上に書いたように恋愛においての独占欲などについて描きたかったということだろう

 

 どんなに誰かを愛しているからといっても、独占欲や束縛のない恋愛というのは多くの人にとって理解しにくいものだろうと思う

 独占欲というものが究極的に顕現したのが結婚という形式だろうが、束縛をしたくない/されたくない人間が結婚という形式に拘った場合に、非常に矛盾が生じることになる

 ドックンの浮気に対してチュ・イナも嫉妬をしたわけだから、チュ・イナが単に自己中心的な人間であるという見方も出来なくはないのだが、恋愛はこうあるべきだという無防備な前提が根底から覆されるような問いを突きつけられる映画だなと思う

 それでいて、あっけらかんとしたエロさもあいまって見やすい映画だし



 ちょっとストーリーは面白くないかなと思う部分も多い


 チュ・イナが浮気したことに対してドックンが嫉妬や孤独を覚えるということを描くのならドックンが浮気をするところはいらないなと思ったし、全体的にサッカーを材料に使っているのだが、その使い方も上手くないなと思う

 ラストもドックンと浮気相手の男がスペインに行ったというシーンの後はチュ・イナがスタジアムで応援をしているところが写真で出てくるだけというのがちょっと納得がいかないし、何かベタでもいいからドックンがチュ・イナを許すという会話が欲しかった


 だが、恋愛の持つ全能感や、それと共に抱く虚無感を上手く描いているなと思うし、ドックンがストーカーっぽいなと思わなくもないのだが、そこらへんをさらっと描いているので生理的な嫌悪感も持たないし

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2009-09-2520090925

[]隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS - 拡散していけど、とりもなおさず 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/Kakushi_Toride_no_San-Akunin:_The_Last_Princess

http://www.imdb.com/title/tt1134519/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%A0%E3%81%97%E7%A0%A6%E3%81%AE%E4%B8%89%E6%82%AA%E4%BA%BA#.E9.9A.A0.E3.81.97.E7.A0.A6.E3.81.AE.E4.B8.89.E6.82.AA.E4.BA.BA_THE_LAST_PRINCESS

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=329346

感想

 あまり面白くない

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 あべひろし以外の主要な三人のキャラクターを入れ替えて、監督を挿げ替えたらたとえ同じ脚本でも、もっと映画になるのになと考えるにつけ、こんな映画は作らなかった方がいいのではないかと思うけど


 中盤の火祭りのシーンで平民達が踊り狂うシーンなんかは特に良かったが、何気なく映っている脇役のかもし出す雰囲気などは決して悪くはない(見終わった後にキャストのクレジットを確認したら何気に豪華でびっくりした)

 しかし、その魅力を作る側が気づいていないフシがあるというか、せっかくの魅力を主要なキャラクターを優先させたがために殺してしまっている


 ここらへんの見る目のなさというか、どこをどうしたらこの映画が面白くなるかという見通しがまずいことはCGの多用にも見て取れる

 一例を挙げれば、雪姫(ながさわまさみ)の髪に鷹山刑部(しいなきっぺい)が刃を当てて髪が落ちるのをCGで表現するシーンがあるのだが、どうも違和感がある

 それだったらCGを使用せずに、鷹山が刃を髪に当て、そこから雪姫の足元を映し髪が落ちたところを描写すればいいと思うが、そういうアイデアをけちっているのか、アイデアすらないのか、そういう手間を惜しんで違和感があるCGが挿入されているところが多い


 

 平民の武蔵(まつもとじゅん)が刀を使わないことや、最初に武蔵がガスの発生の際に、それを察知する鳥を飼っているということが終盤に向けての伏線になっていることも含め、原作がしっかりとしているんだろうなと思わせる部分が多いだけに、本当にリメイクの必要があったんだろうかと思った

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2009-09-2420090924

[]Everything Is Illuminated Everything Is Illuminated - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Everything Is Illuminated - 拡散していけど、とりもなおさず Everything Is Illuminated - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/Everything_Is_Illuminated_(film)

http://www.imdb.com/title/tt0404030/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%83%95%E3%81%AE%E5%A4%A7%E4%BA%8B%E3%81%AA%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=324327#1

感想

 いい映画

 原題は同名の原作小説から取られており、作中でアレックス(ゆーじん・はっつ)が書く著作物の題名でもある

Everything Is Illuminated: A Novel
Jonathan Safran Foer
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 人生とは旅である

 忘却すまいと思い出を大切にしつつ、しかし時は無常に過ぎていき、その中で相容れない他者と徐々に理解を深め合いながらも進む旅


 

 この映画は、様々な事柄が比喩として描かれているからぱっと見はちょっとわかりにくい部分はある

 ジョナサン(いらいじゃ・うっど)が生きていく中で思い出の品をそのまま袋に入れて大量に自身の部屋に掲示しているのは、そのまま人間の記憶のありよう、思い出を大切にするがそれは断片的なものしか残らないということを表しているし、アレックスがウクライナ人であり片言の英語を喋るというのは、他者との価値観や文化における断絶を示しているだろうし、ジョナサンとアレックス、アレックスの祖父(ぼりす・れすきん)が道中で言葉が通じないながらも距離を縮めていくのも、そのまま人生の中での他者との付き合い方を示しているだろう


 この映画は何者かになりたい人=黒人に憧れヒップホップを聞くウクライナ人のアレックスと、事実から目を背ける人=自分は目が見えないと言い張るアレックスの祖父が、全てを記憶しようとする人=ジョナサンと出会い旅をすることによって、前者は全ての人間は既に何者かである(=Everything Is Illuminated(=全てのものは輝いている))ことに気づき、後者は事実から目を背けることを止める

 そこまで強いメッセージが発せられている感じはしないが、あえてそこからテーマを見出すとするのなら、生きることに悩むのではなく、生きていることに既に意味があるのだからそのまま生きていこうということだろう



 決して傑作ではないと思うが、全てが正しい位置に配置されていると思う


 ロシアの緩い感じがとぼけたロードムービーに非常にマッチしているし、序盤はちょっと退屈かなと思うが、逆にその退屈さが後半の感動的な展開を際立たせている

 ジョナサンが物を大量に収集する癖があったりベジタリアンだったりするのは、捜し求めていた祖父と一緒に写真に写った女性の妹とも共通するものだったり、アレックスの祖父が何も見ようとしない人ではなく、実は若い頃は読むことが出来ない書物を読み解こうとしていたというエピソードが語られたことから、実はずっと意味に拘っている人なのがわかる(その自己矛盾に気づいて自殺したのだと思うが)

 この映画のありようもそのテーマに即しているというか、全ては既に意味があって存在している


 こんな映画を、ハリウッドスターのりーヴ・しゅらいばーが監督しているんだから、つくづくアメリカってよくわからない

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0404030/trivia

Eugene Hutz's band Gogol Bordello appears as the polka band that greets Elijah Wood at the train station.

 いらいじゃ・うっどを駅で出迎えているバンドは、ゆーじん・かっつの所属する「Gogol Bordello」

Cameo: [Jonathan Safran Foer, the author of the novel on which the movie is based] appears as the leaf blower at the beginning of the film.

 原作者が、冒頭の落ち葉を掃除している人の役でカメオ出演

http://en.wikipedia.org/wiki/Everything_Is_Illuminated_(film)#Notes

The subtitles translate the headstone as "Alexander Baruch Perchov", whereas the Ukrainian reads "Aleksandr Barukh Perets". Presumably "Peretz" was the original family name.

 墓石は「Alexander Baruch Perchov」となっているが、ウクライナ語の読みは「Aleksandr Barukh Perets」

Many clever things that the Grandfather said are similarly missing in the subtitles.

 おじいちゃんが機知に富んだことを言っているが、字幕では省略されている

The Grandfather says "Take the Jew with you", while the subtitles read "Leave the Jew here".

 おじいちゃんの「ユダヤ人を連れて行け」というセリフが「ユダヤ人を置いていけ」と訳されている

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2009-09-2320090923

[]明日の記憶 明日の記憶 - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - 明日の記憶 - 拡散していけど、とりもなおさず 明日の記憶 - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/Memories_of_tomorrow_(Ashita_no_Kioku)

http://www.imdb.com/title/tt0494640/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%AE%E8%A8%98%E6%86%B6

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322816#1

感想

 面白くない

 題名は同名の原作小説から

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 以下ネタバレ含む




 これまで見た認知症を扱った映画の中でもかなり面白くない部類の映画だった


 劇的なエピソードがあればいいというものでもないが、家族の絆というものを描くのなら、もっと佐伯雅行(わたなべけん)と、妻の枝実子(ひぐちかなこ)、娘の梨恵(ふきいしかずえ)との間のエピソードを入れるべきだったし、同様に雅行と同僚とのエピソードも入れるべきだった

 これだったら、認知症を扱ったドキュメンタリーを見たほうがいいのではと思うぐらい、認知症の怖さも伝わってこないうえに、リアルさに欠ける出来だった


 認知症になったら記憶がなくなっていくのは当たり前だし、人格が変わるというのも多くの人がわかっている部分だと思う

 そういう通り一遍の認知症の症状しか描かれず、そこまで面白いエピソードのないこの映画の中で、面白いと思ったのはつつみゆきひこらしいトリッキーな演出だった

 中盤で、雅行の精神世界が崩壊していき、通りすがる人たちが全員自分を見ていると感じたり、枝実子が自分を責めているという妄想が映像化されていくというパートは面白かったし、個人的には全体がそういう演出でも良かったのではないかとさえ思った

 そのパートぐらいしか、この映画ならではという部分というか、この映画の存在意義を感じられなかった

2009-09-2220090922

[]Final Move Final Move - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Final Move - 拡散していけど、とりもなおさず Final Move - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://www.imdb.com/title/tt0460796/

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=329615

感想

 あまり面白くない

 原題は、勝手にチェスにおいての王手を指す言葉なのだと思っていたのだが、チェスの王手は「チェック」というらしく、意味はよくわからない

 以下ネタバレ含む




 全てが上手くかみ合っていないというか、まとめる力がないんだと思う


 連続殺人が起こり、それを犯人がチェスに見立てて警察と対決していくというアイデア自体は悪くないと思うが、それがストーリーにほぼ関係ないし、チェスがわからない人間にとって、主人公のマーロウ(まっと・しゅるつ)や犯人の打つ手がどういう手か伝わってこないので、そのアイデアが上手く機能していない

 また、マーロウが事件現場の記憶を読み取るサイコメトリーのような能力を持っているのだが、それも結局犯人の逮捕に役立っておらず、警察の内部の人間しか知らない情報によって事件が起きたから警察に所属する人間が犯行をしているという程度のアイデアでストーリーが進行していって面白みがない



 また、キャラクターやエピソードにも魅力がない


 それぞれのキャラクターを表すようなエピソードをちょっとずつ入れればいいのに、無駄なエピソードがやたらと多いし、重要だと思っていた警察官がストーリーの早い段階で死んだりと、どうやってストーリーを盛り上げたらいいかがさっぱりわかっていないなと思う

 映像も、最近の潮流である手ブレ映像を取り入れたりもしているのだが、部分的にしか入っていないので中途半端な印象だし、音楽もセンスが悪い


 監督がじょん・とらヴぉるたの弟っていう事実そのままにB級なのに、B級でいることを認めようとしない立ち位置が不明確な映画

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2009-09-2120090921

[]The Portrait of a Lady The Portrait of a Lady - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - The Portrait of a Lady - 拡散していけど、とりもなおさず The Portrait of a Lady - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/The_Portrait_of_a_Lady_(film)

http://www.imdb.com/title/tt0117364/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%82%8B%E8%B2%B4%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%82%96%E5%83%8F

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=52181#1

感想

 面白くない

 原題は同名の原作小説から

ある婦人の肖像 (上) (岩波文庫)
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 以下ネタバレ含む




 何の説明もなくキャラクターが出てくる上に、それぞれのキャラクターの背景なども説明しないので、全くストーリーが頭に入ってこなかった

 恐らくは変わり者のイザベル(にこーる・きっどまん)を愛する従兄のラルフ(まーてぃん・どのヴぁん)は、自らの持病を省みて求婚することをせず、代わりに病床にある父に遺産の一部をイザベルに譲ることによってイザベルが生活に困らないようにする、しかしイザベルはそのことに気づかずその財産を狙ったオズモンド(じょん・まるこヴぃっち)と結婚してしまうが、数年後ラルフが死の床についた際にオズモンドが自らの財産を狙って結婚したことや、彼の仲のいい友人が実は愛人だったことに気づき、ラルフへの愛に気づくが全ては取り返しが付かない状態だった、というストーリーだと思うのだが、そのストーリーが一切楽しめなかった

 

 ストーリーが自分の思うようなものだったとするのなら、イザベルは金をくれる人が善、金を取ろうとする人は悪みたいな子供みたいな考え方をしているなと思うし、舞台が中世であることを差し引いても、感動するストーリーどころか単に馬鹿な女の話を悲劇っぽく描いているだけじゃないかと思う

 馬鹿が馬鹿を見る話の何が楽しいのかよくわからないけど



 原作つきだから説明がおざなりだったのかなとも考えなくはないのだけど、原作無しでは成立しない映画って最悪だなと思う

 映画自体で楽しめることを目指さないと、映画である意味がないじゃないかと思う


 冒頭の現代劇っぽい多くの人物によるナレーションとか、途中に入るサイレント映画っぽい作りとか、それなりに実験的なことはしているのだが、それでもこの映画が退屈な事には変わりなく、早くこの映画が終わらないかなと思いながら見ていた

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0117364/trivia

The opening theme of "Portrait of a Lady" came to Wojciech Kilar when he was flying back to Poland from a meeting with director Jane Campion. Lacking manuscript paper he scribbled it on his boarding pass.

 オープニング曲はヴォイチェフ・キラールが監督との打ち合わせのために飛行機に乗っているときに思いついたもので、紙がなかったので搭乗券に楽譜を書いた

The Portrait of a Lady [Original Motion Picture Soundtrack]

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2009-09-2020090920

[]A Good Woman A Good Woman - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - A Good Woman - 拡散していけど、とりもなおさず A Good Woman - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/A_Good_Woman_(film)

http://www.imdb.com/title/tt0379306/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%86%E6%83%B3%E3%81%AE%E5%A5%B3

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322479#1

感想

 いい映画

 以下ネタバレ含む





 優しさゆえに人は嘘をつき傷つけあう

 ベタな構図だし、ベタなドラマだったのだけどよかった


 ロバート・ウィンダミア(まーく・あんばーす)は男をたぶらかして暮らしているアーリン(へれん・はんと)が実は妻のメグ(すかーれっと・よはんそん)を物心がつかないころに捨てた母であると知り二人を遠ざけようとするが、メグは二人が不倫しているのではと疑い、メグを誘惑してくるロバートの友人のダーリントン卿(すてぃーヴん・きゃんべる・むーあ)と逃げようとする

 しかし、娘を愛するロバートの気持ちの純粋さを知り娘の幸福を願ったアーリンは、メグを説得し、そのすぐ後にダーリントン卿はメグの扇が置いてあることからメグが自分に会いに来たことを知るわけだが、それをアーリンは自分のものだと言い張って、自分の結婚が決まりかけていたのを台無しにしてしまう

 アーリンはロバートの言う通り、メグたちの元から去ろうとし、その際に自分はメグの母親であると打ち明けようとするが、メグが理想の人物は母親であると言うのを聞き、告白するのを止めてメグの元から去った


 あえて難癖をつければ、ロバート、メグ、アーリンの三人がいい人過ぎてハラハラする部分が少ないのだが、それも互いの愛情ゆえと受け止めれば納得いく

 アーリンが、メグが母親を愛しているというのを聞いて告白するのを止めるシーンなんかはちょっとうるっとくるぐらいよかった

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2009-09-1920090919

[]Pandora'nin kutusu Pandora'nin kutusu - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Pandora'nin kutusu - 拡散していけど、とりもなおさず Pandora'nin kutusu - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

リンク

http://www.imdb.com/title/tt1285130/

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=334850

http://www.nhk.or.jp/sun-asia/aff/9th/index.html#a03(NHK アジア・フィルム・フェスティバル)

感想

 あまり面白くない

 原題は恐らくトルコ語で邦題そのままの「パンドラの箱」という意味だと思うのだけどよくわからない

 以下ネタバレ含む




 故郷の村で暮らしていた老婆が行方不明になったという知らせを受け、老婆の長女、次女、長男が迎えに行き、老婆は見つかるのだが痴呆症状を見せたために、三人が住む都会で引き取ることになる

 長女は反抗期の息子に悩み、次女は所帯を持っている男性との不倫に悩んでいる

 一見真面目な長女と次女は、芸術家気取りでだらしない生活を送る長男を非難するが、老婆の介護を投げ出し、めんどくさがらずに介護をするのはだらしない長男と、反抗期のはずの長女の息子だった


 認知症の親の介護によって家族というものが試され、問題が炙りだされ、長女や次女の抱える問題は行き詰まるのに反し、長女の息子は介護をすることによってやさぐれた気持ちが解消されていくという構図はいいと思う

 また、普段会わない家族が会うことによって生じる、愛憎入り混じった感じ、お互いが嫌なところもあるがどうしようもなく離れられない感じが上手く表されていて、その部分もいいと思う

 これは、普段会わない家族が冠婚葬祭で顔を合わせるという設定が映画を含めたあらゆる表現形式で散見されることを見ても、その設定にハズレがないということはわかる


 だが、もっと家族がそれぞれに離散していき、再生していくということをしっかりと描いてほしかったなと思う

 終盤は長女の息子が老婆を介護するという描写が続くのだが、長女や次女、長男のそれぞれの着地点を見せてほしかった

 そうでなければ最初から長女の息子を中心に描くべきだったと思う


 何にせよ、いいところはあるのだが中途半端な映画だなと思う

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2009-09-1820090918

[]tickets 車票 tickets 車票 - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - tickets 車票 - 拡散していけど、とりもなおさず tickets 車票 - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

リンク

http://us.imdb.com/title/tt1324911/

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=334847

http://www.nhk.or.jp/sun-asia/aff/9th/index.html#a05(NHK アジア・フィルム・フェスティバル)

感想

 あまり面白くない

 以下ネタバレ含む




 孤児の女性テレビリポーターであるユートン(ずお・しゃおちん)が、養母の修道女が死の間際にユートンが置き去りにされた際に残された列車の切符を手渡し死んだことによって実の親を探すというストーリー


 ユートンが親を探す際に、切符が発行された地域に行って役所で行方不明や死亡届を探してもらい実の両親の候補を絞るのだが、そこで呆気なく3組の夫婦に絞られてしまうし、辿り着いた実の親らしき人も死んでしまっていたり、その人物が遺したものもユートンの家の近くや、ユートンが大学を卒業した時に現地に行ったということが推測されるような切符しかなくて、ストーリーがあまり盛り上がらない

 

 ユートンが実の親を探すのと並行して、妊娠した子が難病だと知りながら出産する夫婦と、自閉症の子供を抱えながらタクシーの運転手をしている男性も描かれるのだが、それぞれの絡み方が下手だなと思う

 親子の絆を描くのなら、実の母親がユートンを泣く泣く捨てたという事実がわかるような描写がほしかったし、自閉症の子供を抱えた父親のパートは正直いらなかった

 

 ユートンに同行する幼馴染の男がいて、その二人のラブストーリーにしなかったのはありきたりなものを避けようとしていたのかなとも思うのだけど、いっそラブストーリーにしてくれた方がわかりやすかったと思う

 何にせよ、何が言いたいのか、何がやりたいのかさっぱり伝わってこない映画

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2009-09-1720090917

[]Arsène Lupin Arsène Lupin - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Arsène Lupin - 拡散していけど、とりもなおさず Arsène Lupin - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/Ars%C3%A8ne_Lupin_(film)

http://www.imdb.com/title/tt0373690/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322486#1

感想

 あまり面白くない

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 イベントをやたらと詰め込もうとしているのか、全てが説明不足のまま過ぎていくし、キャラクターが唐突に現れたり、シーンが次々に変わっていったりと、退屈しないと言えば退屈しないけど上手く消化しきれない

 原作を重視してエピソードを絞りきれなかったというよりは、爆発のシーンがやたらと多かったり、あまりにごちゃごちゃしすぎたりしているので、単に取捨選択が下手だったのだろうと思う

 どこがラストなんだろうって思うぐらいなかなか終わらないし


 ボーマニャン(ぱすかる・ぐれごりー)がアルセーヌ(ろまん・でゅりす)の父親だったっていうのはラストに持ってきてもよかったなと思うし、アルセーヌとクラリス(えヴぁ・ぐりーん)とのラブストーリーだとか、全体的に柱となるようなものがほしかった

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2009-09-1620090916

[]아들 아들 - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - 아들 - 拡散していけど、とりもなおさず 아들 - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333492

http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/chanjin_musuko.html

http://www.nhk.or.jp/sun-asia/aff/9th/index.html#a04(NHK アジア・フィルム・フェスティバル)

感想

 あまり面白くない

 原題は韓国語で「息子」を指す

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 はっきり言って、ラストのどんでん返しのせいで評価が180度変わってしまった


 無期懲役をつとめていたイ・カンシク(ちゃ・すんうぉん)は、申請により一日だけ外出が許され、息子のジュンソク(りゅ・どっくぁん)と母(きむ・じよん)に会いに行くことになる

 幼児の時以来15年ぶりに会ったジュンソクは、カンシクの記憶もなく他人行儀で、認知症を患った母と刑務官の四人で重苦しい雰囲気が続くが、男三人で酒を飲みだしてから急速に距離が縮まり始める

 予定外の行動は禁じられていたが、親子二人で深夜に外に抜け出し、何をするでもなく走ったり、大きく美しい月を眺めたり、ジュンソクのガールフレンドに会ったりする

 あっという間に時間が過ぎ、無期刑の先が見えない生活に絶望を感じていたカンシクは、ジュンソクと会ったことによって希望を抱いたまま、刑務所に戻ることになった


 と、ここまではよかった

 派手なイベントはあまり起きないが、15年ぶりに会った親子が経験する一日は、まるで思春期の男親と息子との関係が大人になっていき改善していくような感じを思い出すような、家族の緊張感と温かさを同時に感じさせるようないい作りになっていたと思う

 カンシク、ジュンソク、刑務官のそれぞれがそこまで親しくないことから互いに交わす言葉が少なく、その代わりに内心がナレーションで語られているのだが、それがまどろっこしさを感じさせないようにもなっていたし



 だが、ジュンソクと思っていた少年が実はジュンソクの友人で、カンシクの息子ではなかったというどんでん返しはいらなかったし、あの部分のせいで映画が台無しになっていると思う


 確かに、後から説明されればそれなりに伏線はあるし、その伏線もしっかりと回収されているのだが、ジュンソクだと思われていた少年がジュンソクではなかったということがストーリー上意味があるとは思えない

 親子の絆を描くために別れの場面で手を握ったカンシクが息子ではないと気づくという流れにしたかったのかもしれないが、そこまで描いていたカンシクが息子に注ぐ愛情というのが台無しになってしまっているし、ジュンソクと思われていた少年がジュンソクに対しての友情のためにジュンソクを演じたというのなら、カンシクがそれを気づかないまま刑務所に帰ってしまうというラストでよかったのではないかと思う


 何にせよ、あのどんでん返しはない

 ただ単に、奇を衒いたかっただけにしか思えない

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2009-09-1520090915

[]Little Voice Little Voice - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Little Voice - 拡散していけど、とりもなおさず Little Voice - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

リトル・ヴォイス [DVD]
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リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/Little_Voice_(film)

http://www.imdb.com/title/tt0147004/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%82%A4%E3%82%B9

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=85269#1

感想

 いい映画

 原題は主人公のローラ(じぇーん・ほろっくす)が声が小さいことから母親のマリー・ホフ(ぶれんだ・ぶれっしん)がつけたあだ名

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 他人とコミュニケーションを取ることが苦手で外出さえもしないローラがショービズの世界で成功していくというストーリーなのかと思っていたら全然違っていてかなり肩透かしだった

 一旦はステージに立ち、お気に入りのレコードの中のジュディ・ガーランドなどになりきった歌いっぷりで観客から好評を得るものの、その後はステージに立つこともなく、マリーにこれまでの鬱憤をぶちまけたローラを描くことによってこの映画が何を伝えたかったかと言えば素直であることの大切さだろう


 歌を歌いたければ歌えばいいし、歌いたくなければ歌わなければいい

 声の大きい人間の言うことが幅を利かせる世の中だけど、他人に惑わされず自分の好きなように生きていくのはそこまで難しいことではない

 ローラや、ローラに似たところがあるビリー(ゆあん・まくれがー)が、人付き合いが苦手ながらも生きていこうとするその姿はそういうことを描きたかったのだろう

 スポットライトを当てられている人たちだけが生きているわけじゃない

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0147004/trivia

Oscar-winning director Sam Mendes directed the original London stage version of the play, entitled "The Rise and Fall of Little Voice" which was written especially for Jane Horrocks.

 オスカーを獲ったさむ・めんですが、じぇーん・ほろっくすのために書かれた「The Rise and Fall of Little Voice」(→http://en.wikipedia.org/wiki/Jane_Horrocks#The_Rise_and_Fall_of_Little_Voice)のロンドン版の監督をした

Jane Horrocks sang all her own songs.

 じぇーん・ほろっくすが自身で全ての歌を歌っている

The male strippers in the film perform to the song Tubthumping by Chumbawamba. The full version of this song opens with some sampled dialogue "Truth is, I thought it mattered. I thought that music mattered. But does it bollocks! Not compared to how people matter..." which comes from the closing scene of director 'Mark Herman''s earlier hit Brassed Off (1996)

 男性のストリッパーが踊る際に流れているチャンバワンバの「Tubthumping」の冒頭のサンプリングは、本作の監督の「ブラス!」のエンディングから取られたもの

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2009-09-1420090914

[]Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby - 拡散していけど、とりもなおさず Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/Talladega_Nights:_The_Ballad_of_Ricky_Bobby

http://www.imdb.com/title/tt0415306/

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=327699#1

感想

 駄作

 原題の「Talladega」はナスカーのレースが行われるアラバマ州の地名で、「Ricky Bobby」は主人公(うぃる・ふぇれる)の名前

 以下ネタバレ含む




 ストーリーはあってないようなものなので、はっきり言ってコメディの部分が好きか嫌いかで評価が分かれると思うのだが、自分はつまらないと感じた

 ノリツッコミあり、ナンセンスあり、下ネタあり、同性愛ネタありとアメリカのコメディの王道を行くような感じなのだが、そういう映画をあまり面白いと思ったことがない

 丁寧にエンドロールでボツになったアドリブ集が出てくるのだけど、そのどれもが面白くなかった

 出演者は非常に楽しそうにやっているのだけど



 コメディとは全く関係のない部分で、ちょっと気になる部分はあった

 リッキーは父のリース(げいりー・こーる)の背中を追うようにレーサーになり、父が言った「一番じゃなければビリだ」という言葉を胸に刻んで生きてきたわけだが、久々に再会した父と幸せに過ごせると思っていたリッキーだったがリースは逃げ去ってしまうし、「一番じゃなければビリ」という言葉を言ったこともまるで覚えていない

 終始馬鹿騒ぎをしているこの映画にあって、リースとリッキーの関係というのははっとする部分があったし、父親に愛されないけど愛されたいリッキーというのをもうちょっとしっかり描いてほしかったなと思ったけど

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0415306/trivia

Producers pitched the movie idea to studios as: "Six words: Will Ferrell as a NASCAR driver."

 プロデューサーはスタジオにアイデアを説明する際に「Will Ferrell as a NASCAR driver」という6語で説明した

In the mini-documentary about Jean Girard, you can hear Gregory, Jean's husband, refer to the German Shepherds he is training as "Brigitta", "Marta", and "Rolfe the Nazi boyfriend". These are names of characters from The Sound of Music.

 作中の中でジャン・ジラール(さしゃ・ばろん・こーえん)の夫のグレゴリー(あんでぃ・りくたー)が育てているジャーマン・シェパードの名前は『サウンド・オブ・ミュージック』の役名からきている

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Ricky Bobby's driver's license is shown to have been issued on July 16, which is Will Ferrell's birthday. The license also states that Ricky was born on July 16, 1971.

 リッキー・ボビーの免許証の発行日はうぃる・ふぇれるの誕生日

Gary Cole and Jane Lynch portray Will Ferrell's parents, despite being only 11 and 7 years older, respectively.

 げいりー・こーるとじぇーん・りんちはうぃる・ふぇれるの親を演じているが、それぞれ11歳と7歳しか年齢が違わない

Jean Girard (Sacha Baron Cohen) and his husband Gregory (Andy Richter) both voiced lemurs (King Julien and Mort, respectively) in Madagascar (2005) and Madagascar: Escape 2 Africa (2008).

 ゲイのカップルを演じているさしゃ・ばろん・こーえんとあんでぃ・りくたーは『マダガスカル』、『マダガスカル2』に出演している

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2009-09-1320090913

[]犬と私の10の約束 犬と私の10の約束 - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - 犬と私の10の約束 - 拡散していけど、とりもなおさず 犬と私の10の約束 - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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リンク

http://www.imdb.com/title/tt1179271/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E3%81%A8%E7%A7%81%E3%81%AE10%E3%81%AE%E7%B4%84%E6%9D%9F

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328493#1

感想

 あまり面白くない

 以下ネタバレ含む




 全てがダイジェストのように、盛り上がりもなくストーリーが進行していく

 主人公の斉藤あかり(たなかれな/ふくだまゆこ)は、星進(かせりょう/さとうしょうた)という同級生が好きで、一旦進の留学によって別れ10年後に再会して最後には結婚をするわけだが、学生時代の二人がお互いに好きだとはっきり伝わるようなエピソードがないので、二人が別れたり再会したりしても、こっちには何の感動も伝わってこない

 あかりの母の芙美子(たかしまれいこ)の死も同様で、ただ単に芙美子の病床であかりや祐市(とよかわえつし)が号泣するシーンでも入れればいいのに、そういう観客への親切さが見られないので、話が全然実体のあるものとして感じられない

 作った側は恐らくこの程度で伝わると思って作っているのだろうけど、「観客が理解できる」というのと、「ストーリーに説得力がある」というのは全く別の話だ

 特にこんなベタベタな人情物だったらなおさら「こんなシーンは必要ないだろう」と思うような記号のシーンを入れておくべきだと思う



 演出は細かいところに拘ったところが多く、例えばあかりと進が十年ぶりに再会したシーンで、二人が対面して座っているところを普通はストレートに横から撮ると思うのだが、それを鏡越しにとっていたりして、進が鏡を見ることの伏線(あかりに「変わったね」と指摘され、進が「毎日自分の顔を眺めているからわからない」といって鏡で自身の顔を確認する)となっていたりしているのはわかるのだが、細かいところまで拘っているというよりは、細かいところにしか拘れなくて、全体を見渡して観客にストーリーを実感させるためにはどこにどういうシーンが必要だということを考えられないという感じを受ける

 動物の可愛さを上手く表現できているし、人選もぴったりとはまっていて褒めるべきところもないことはないけど、監督や演出を変えさえすればもっとマシになったんではないかと思う

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2009-09-1220090912

[]Meet Dave Meet Dave - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Meet Dave - 拡散していけど、とりもなおさず Meet Dave - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/Meet_Dave

http://www.imdb.com/title/tt0765476/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%96%E3%81%AF%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=331001#1

感想

 いいところも非常に多いのだが、あまり面白くない

 以下ネタバレ含む




 住んでいた惑星がエネルギー不足に陥ったために、地球にやってきた人間よりかなり小さいエイリアンが人型の宇宙船を操り、水を際限なく吸っていく物質を探すという単純なストーリー

 そのエイリアンたちが感情に乏しいという設定で、そのエイリアンたちが人間の真似をして宇宙船を動かしているために、所作や表情がぎこちなかったりするのだが、それをえでぃ・まーふぃが極力CGに頼らないで表現しているのが面白い

 個人的には、えでぃ・まーふぃのコメディはアクが強すぎて苦手な部分もあるのだが、本作は上に書いたようにエイリアンが感情に乏しいという設定なので、全体的にえでぃ・まーふぃが演じるキャラクターが抑制が効いている感じで受け入れやすかった



 だが、その「エイリアンが異文化の人間を真似することによって生じるぎこちなさから生じる笑い」というのと、感情に乏しく、最初は人間の持つ感情を非合理的なものとして否定していたはずのエイリアンたちが、徐々に感化されていって人間の文化に染まっていくという二つのアイデアしかないので、段々飽きてくる

 宇宙船が警察に捕まったり、宇宙船内でクーデターが起きたりとそれなりに展開はあるのだが、宇宙船が強力な兵器を備えているために難なく警察から脱出するし、クーデターもすんなりと収束するので、盛り上がりがない


 アイデアは決して悪くないので、もっとストーリーを工夫すれば傑作になったと思う

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2009-09-1120090911

[]Hairspray Hairspray - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Hairspray - 拡散していけど、とりもなおさず Hairspray - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/Hairspray_(2007_film)

http://www.imdb.com/title/tt0427327/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC_(2007%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328271#1

感想

 いい映画

 題名は多分、作中の「コーニー・コリンズ・ショー」というテレビ番組のスポンサーがヘアスプレーを作っている会社であることに由来している

 以下ネタバレ含む




 それなりにストーリーはあるのだが、本作は政治的な背景はすっとばして、踊ることや歌うことの身体的な喜びを通じて、黒人への憧憬を語り、人種差別なんか大したことではないと喝破することに特化した映画になっていて、そのシンプルさで非常に敷居が低く、かつ身体的に訴えかけるために誰でも楽しめる作りになっていると思う

 もっと簡単に言えば、歌も踊りも情熱的な黒人って凄いなって思ってる白人のリベラルな若年層が、歌って踊ってみんな仲良くすればいいじゃないかって思っているというのを思想性を持たせずにシンプルに描いているというか


 実際、白人のお上品なダンスや歌よりも、黒人のダンスや歌の方が魅力的に映るような作り方は上手いなと思うし、主役のトレーシー(にっきー・ぶろんすきー)も含め、陽性のキャラクターが多くて、うじうじと悩むこともなくストーリーが展開していく

 それよりも何よりも、楽曲が素晴らしいことは特筆に価するだろう

 ミュージカル映画の中には曲があまりよくないものもあり、ストーリーに没頭できないという作品もあるのだが、本作はそういうことが全くない


 強いて文句を上げるとすれば、作品に深みがないということぐらいだが、作品を見ている間はそういうことが気にならないぐらい見ている側を楽しませることに特化した映画で、その潔さがいいと思う

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0427327/trivia

Nikki Blonsky's film debut.

 にっきー・ぶろんすきーの映画デビュー作(→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD

Cameo: [Ricki Lake (Tracy Turnblad in the first Hairspray (1988), director Adam Shankman, and songwriters Marc Shaiman and Scott Wittman] [William Morris talent agents in the finale - note Shaiman's very out of character and period beard.]

 (→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC_(2007%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)#.E3.81.9D.E3.81.AE.E4.BB.96

Nikki Blonsky revealed on the May 16, 2007 show of "Oprah" that when she entered the studio on the first day, John Travolta had said to her, "Come to Momma".

 にっきー・ぶろんすきーは、最初にスタジオに入った日にじょん・とらぼるたに「お母さんのところにいらっしゃい」と言われた

Arvin Hodgepile and Franklin von Tussle, two characters from the 1988 film, do not appear in this version. The actors who played them died: Divine in 1988 and Sonny Bono in 1998.

 Arvin HodgepileとFranklin von Tussleという1988年版にあった2つのキャラクターが本作ではなくなっているが、その2つのキャラクターを演じた俳優は死んでいる

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One day, while the cast was waiting between takes, John Travolta began singing "Summer Nights" from his first musical, Grease (1978). Co-stars Amanda Bynes and Zac Efron were so excited that they immediately began sending text messages to their friends about what was happening.

 じょん・とらぼるたが撮影の合間に『グリース』の歌を歌い始めたので、あまんだ・ばーんずとざっく・えふろんは興奮してメールを送り始めた

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Amanda Bynes' character, Penny, is seen constantly eating lollipops. Her father, who is a dentist, became very worried for Amanda's dental health, as it was estimated she ate about 40 lollipops a day. Amanda told him that she wasn't really eating all of them, when in reality she ate them all.

 あまんだ・ばーんずは四六時中アメを舐めているが、彼女の父は歯科医だったために心配し一日に40個ぐらいに留めておきなさいといい、あまんだは全部アメを舐めていたが、全てを舐めているわけではないと言ってなだめた

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2009-09-1020090910

[]Orz Boyz! 囧男孩 Orz Boyz! 囧男孩 - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Orz Boyz! 囧男孩 - 拡散していけど、とりもなおさず Orz Boyz! 囧男孩 - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

リンク

http://www.imdb.com/title/tt1289802/

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=334849

http://www.nhk.or.jp/sun-asia/aff/9th/index.html#a02(NHKアジア・フィルム・フェスティバル)

http://www.cinema.janjan.jp/0811/0811140493/1.php(監督のインタビュー)

感想

 あまり面白くない

 原題はこちらによれば

「囧」は、もともと「明るい」という意味の漢字ですが、いまではもっぱら落ち込んだ気持ちを表す意味で、orzとほぼ同じように顔文字に使われます。

 とのこと(「男孩」は男の子を指す)

 以下ネタバレ含む




 父が精神的な病を負っている「うそつき1号」と、親に見捨てられ祖母に育てられる「うそつき2号」が、過酷な現実から目を背け空想の世界に生きるというストーリーなのだが、どうも中途半端だなと思う

 1号と2号が現実から目を背けたがっているということに説得力を持たせるためにはもっと二人の不幸な境遇を説明すべきだと思うのだが、1号に関しては意思の疎通が取れない父親と一緒にいる姿が描写されるだけで、そこに至った経緯などが説明されないし、2号に関しても彼が親から捨てられた経緯はあまり語られずに、親戚の子供(いとこかな?)が同様に祖母に預けられることによって間接的に語られているだけ


 二人が繰り広げる妄想に関してもちょっと中途半端

 二人が恋をした少女との別れの際に、部屋に布みたいなものが舞い散るシーンは幻想的でいいなと思ったが、全体的にエピソードも、キャラクターも魅力的なものが少ない

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2009-09-0920090909

[]スマイル 聖夜の奇跡 スマイル 聖夜の奇跡 - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - スマイル 聖夜の奇跡 - 拡散していけど、とりもなおさず スマイル 聖夜の奇跡 - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://www.imdb.com/title/tt1158788/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB_%E8%81%96%E5%A4%9C%E3%81%AE%E5%A5%87%E8%B7%A1

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328056#1

感想

 いい映画

 題名は原作小説で、劇中に出てくる架空の映画の題名にもなっている

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 以下ネタバレ含む




 構成する要素があまりにも多すぎて、とっ散らかっている印象は受ける

 

 核となっているのがホッケーチームの監督の佐野修平(もりやまみらい)とアイススケートのコーチの山口静華(かとうろーさ)なのか、小学生の猪谷昌也(たちばなゆうだい)と篠原礼奈(おかもとあんり)なのかがはっきりとしないし、それぞれのキャラクターの背景を描こうとしているのはわかるのだが、エピソードがあまりにも多すぎて散漫になっているので、エピソードをどちらかのカップルに集中した方がよかったと思う

 修平がタップダンサーを志して挫折をしたためにアイスホッケーの試合中にタップをするのだが、それがアイスホッケーに役立っているようには思えないし、BGMももっとタップダンスが際立つような選曲にした方がよかったと思う 



 だが、それでもアイスホッケーをしっかりと描いているし、そこをしっかりと描くことによって、静華のために弱小チームが一丸となって強豪のチームに勝つというストーリーの基本的な部分がブレることがない

 上に書いたように修平が試合中タップダンスをし続けたり、演出が全体的に古臭いというか、キャラクターがセリフを声を合わせて言うなど80年代っぽかったりしてイロモノ的な要素が強いのだが、そういった要素とは関係なくベタな青春ものになっている

 アイスホッケーというスポーツの面白さをストーリーの中で無理なく説明できていると思うし、スマイラーズの選手達は演技未経験のアイスホッケー選手を起用したらしいのだが、それが見事に奏功していると思う


 個人的には昌也と礼奈のキュンとするような恋愛にエピソードを絞って、作品の尺を一時間半ぐらいに縮めればもっと面白くなったのではないかと思った

 タップダンスもいらないし、昌也が大人になって礼奈を思い出している件もいらないので、もっとそこらへんを整理できる人間に演出を任せたら、いくらでも面白くなりそうな要素はあるんだけど

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2009-09-0820090908

[]The Virgin Suicides The Virgin Suicides - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - The Virgin Suicides - 拡散していけど、とりもなおさず The Virgin Suicides - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/The_Virgin_Suicides_(film)

http://www.imdb.com/title/tt0159097/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=160166#1

感想

 いい映画

 原題は同名の原作小説から

ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹 (ハヤカワepi文庫)
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 以下ネタバレ含む




 テーマは一言で言ってしまえば青春、もっと言えば少年性と少女性(=ヴァージン)の対立といった感じか


 少年性というのは、何者かいたいと願い、その何者かになりきるということだ

 本作の少年のキャラクターの大抵は大人ぶってサングラスを着けたり、自分達は大人とは違うと反発しながらも大人の真似をし、一刻も早く大人になろうとしている

 コントロールの出来ない自意識の塊と言ってもいい


 少女性というのは、逆に自意識の欠如だ

 少女というのは、既に何者かであり、何者かになる必要はない

 その超然とした姿が少年達の目には(たとえ中身が何もないとしても)ベールに包まれた存在に見えるし、少年達は御簾の隙間から垣間見る少女達の姿が光り輝いて見える



 本作は題名に「自殺」と掲げられながら、自殺それ自体は仰々しく描かれない

 推測するに、本作における自殺というのは少女から大人になることの比喩なのかもしれない


 リスボン一家の姉妹達の自殺の理由を隣人達は噂をするし、メディアも報じ、彼女達を愛する少年達も色々と探るのだが、まるでそれが重要でないかのように理由ははっきりと描かれない

 最初に自殺未遂をしたセシリア(はんな・ほーる)が、自殺未遂の理由がわからないと言う医者に対して「10代の女の子じゃないから」と返すわけだが、正にその通りで、彼女らの自殺は隣人や少年達には理解できないはずだ

 自殺という要素を除くと、本作は真っ当な青春を描いたストーリーで、自殺が劇的なものとして描かれず性に奔放なラックス(きるすてぃん・だんすと)が最後に自殺をすることから、上に書いたように本作における自殺というのは、少女性を捨てるということなのではないかと推測した


 allcinemaを読んでいると、リスボン一家の行動がカルト宗教と結び付けられたり、単に夫人の束縛が集団ヒステリーを起こさせたと推測している感想が多かったのだけど、どちらもちょっと納得しかねた




 しかし、『マリー・アントワネット』といい、そふぃあ・こっぽらはきるすてぃん・だんすとを可愛く撮るよなと思って

 個人的に、全然可愛いと思わないのだが、彼女が撮るとめちゃくちゃ可愛く見える


 作品としては、全体的にもうちょっと少女達の超然とした感じを現実離れした感じで描いてほしかったし、少年達の青臭い感じをもっと強調してほしかったし、色々と不満は残るのだがいい映画だと思う

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0159097/trivia

After she had written the script, Sofia Coppola was heartbroken to discover that another company was already producing an adaptation of the book themselves. However, they were not happy with their script, so she showed them hers and they ended up using it instead.

 そふぃあ・こっぽらが脚本を書いた時、他の会社が同じ原作を映画化しようとしていたのを知りがっかりしたが、その映画化の話がなくなったため映画化できた

Director Trademark: [Sofia Coppola] [sun through leaves]

 葉越しの太陽という監督のトレードマークが見られる

Sofia Coppola played Kathleen Turner's little sister in Peggy Sue Got Married (1986) directed by her father, Francis Ford Coppola. Sofia then directed Turner in this.

 そふぃあ・こっぽらはきゃすりーん・たーなーの妹役をお父さんの監督作で演じたことがある

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2009-09-0720090907

[]雨あがる 雨あがる - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - 雨あがる - 拡散していけど、とりもなおさず 雨あがる - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/After_the_Rain_(film)

http://www.imdb.com/title/tt0181960/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A8%E3%81%82%E3%81%8C%E3%82%8B

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=160094#1

感想

 不満は残るがいい映画

 題名は原作の同名小説から

雨あがる (時代小説文庫)
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 以下ネタバレ含む




 ストーリーはシンプルだ

 浪人の三沢伊兵衛(てらおあきら)は妻のたよ(みやざきよしこ)と共に放浪の旅に出ていたが、とある藩で侍同士の小競り合いに遭遇し、それに割って入ったところを藩主の永井和泉守重明(みふねしろう)が目撃し、伊兵衛を剣術の指南役として召抱えることを提案するが、重臣達はどこの馬の骨とも知れぬ伊兵衛に役職を与えることを拒否し、腕利きの剣士達との対戦をしたうえで役につけるかどうか提案をする

 後日、伊兵衛は剣士達と対戦をし軽がると相手を退けるが、藩主が臣下が敗れ去ったことにムキになり、自ら伊兵衛と対戦をするが、伊兵衛は藩主を池に落としてしまう

 自らの失態を悔やむ伊兵衛の元に使者が来て、過去に賭けで試合をしたことを理由に剣術の指南役として召抱えることは止めたという知らせを伝えるのだが、たよは知り合いを救うためにその賭けをしたのだと弁明をする

 伊兵衛とたよは再び放浪の旅に出るが、使者からたよの弁明を聞いた藩主は自らなりふり構わず二人を引き止めに馬で追い始める


 中盤までは、伊兵衛があまりにも優しいことで、周囲からない腹を探られたり、親切を余計なお世話だと切り捨てられたことが描かれる

 しかし、素直な性格の藩主と出会ったことによってそれが理解され事態が好転をしていくことによって、優しいことは決して間違っていないし、素晴らしいことだというのをしっかりと描いているなと思う

 狡猾な人間が闊歩する世の中で優しくあることは、狡猾で他人を信じないことよりかなり困難であるけれど、それが報われない世の中であってはいけない

 伊兵衛、たよはもちろん、自身が推して気に入った人物である伊兵衛なのに臣下が負けてしまうと向きになってしまうことも含め素直な藩主のキャラクターも含め、難しいことを描いているわけではないが胸がすっとする映画だなと思う



 一番上に書いた不満というのは、黒澤明を意識しすぎていること


 もちろん本作は黒澤明の遺稿を使っているし、監督は黒澤の助監督を務めた小泉堯史であるからその影響は感じられて当然なのだが、それに引き摺られすぎているなと思う

 役者が自然な演技ではなくわざと型にはまった演技をしたり、三味線を使って場が盛り上げるシーンがあったり、構図に拘っていたりするぐらいならまだいいと思うが、三船敏郎の息子を使ったり、照明が現代的なものではなくかなり画面が暗かったりしたりするのはちょっとやりすぎかなと思う

 黒澤だって晩年は色々と挑戦的なことをやっていたわけだし、もしこの映画を自身が撮っていたとすれば、より現代的なものにしていたかもしれないし、より挑戦をしていたかもしれない

 

 尊重をするというのと真似をするというのは全く違うことだ

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2009-09-0620090906

[]2012 Doomsday 2012 Doomsday - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - 2012 Doomsday - 拡散していけど、とりもなおさず 2012 Doomsday - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/2012_Doomsday

http://www.imdb.com/title/tt1132130/

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330839

感想

 ストーリーの説明をするのもめんどくさいからストーリーを解説したブログをリンクしておくが、とにかくひどい


 キャラクターがどういう人物なのか説明しないから全く感情移入できないし、世界の終わり(「Doomsday」)が迫っていることが簡潔に字幕で説明されるだけなので実感がわかない

 セリフも、そのシーンがストーリー中でどういう意味をなすのかなどを説明するものではないので、キャラクターが死んだりいなくなったりしてもよく意味がわからない

 感動させようとしているのだけど、ストーリーに中身がないのでやたらと空回りをしている感じ

 世界の終わりが迫っているのに、何故かキャラクター達が妊婦を連れてマヤの神殿に行き子供を産ませているだけで映画が終わってしまうというわけのわからない、何故こんな映画が作られたのか理解に苦しむ一本


 映像はそれなりに綺麗なのだがセンスが全くないし、役者もCGもレベルが低い

 何故、低予算でディザスタームービーを撮ろうとするのかなどこれでもかと疑問が出てくるが、まあいいや

 感想を書くのもめんどくさい

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2009-09-0520090905

[]Defiance Defiance - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Defiance - 拡散していけど、とりもなおさず Defiance - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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http://en.wikipedia.org/wiki/Defiance_(2008_film)

http://www.imdb.com/title/tt1034303/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B9

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332706#1

感想

 あまり面白くない

 原題は「挑戦; 反抗(的態度), 無視.」といった意味

 以下ネタバレ含む




 ナチスが侵攻してきた1941年のベラルーシで迫害されたユダヤ人達が森の中に逃げ込み、トゥヴィア・ビエルスキ(だにえる・くれいぐ)を中心にコミュニティを形成していくというストーリーなのだが、起こるイベントが地味だし、何を伝えたいのかがさっぱりわからない

 ナチス側にわかりやすい悪役のキャラクターを作ったりするなどドラマを盛り上げる仕掛けがもうちょっと必要だと思ったし、ビエルスキの3兄弟それぞれに愛する人がいるにも関わらずラブストーリーのエピソードもいまいち盛り上がりきらない

 ユダヤ人が迫害されるだけではなく、山奥に篭って抗戦をしていたというのは個人的にはちょっと意外で要素としては目新しかったのだが



 戦争というのは、それまで当然のようにそこに存在していた社会のシステムをこれでもかと破壊する

 誰もがそれぞれの役割を引き受け、その役割さえ全うすれば平穏に暮らせる状態にある平和の状態とは違い、あるものはリーダーになって平和であった時の再現を図らねばならないし、あるものは平和であった時に当然と思っていた暮らしが手に入らないことに対して憤りを覚えその怒りを他人にぶつける

 そういう、戦争が逆説的に平時の社会のシステムを可視化させるという描写は悪くはないのだけど、これもストーリー同様に中途半端な印象だった

 

 トゥヴィアが意図せずに集団を率い、その集団が大きくなるにつれ食料の問題などが出てきて、その問題によって亀裂が入り始めるということに関しても、文句を言うキャラクターがいまいち活躍しないままトゥヴィアに殺されてしまうのでちょっと盛り上がらない

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt1034303/trivia

The makers considered shooting in Poland and Romania before settling upon Lithuania.

 リトアニアがロケ地に決まるまではポーランドやルーマニアが候補地だった

The film was shot in a remote, wooded area in Lithuania, about a hundred miles away from the real location of the Bielski brothers camp.

 ロケ地は、実際のビエルスキ兄弟のキャンプから100マイルの距離

The German tank which appears near the end of the film is a replica of a Panzer III which was created by modifying a Swiss Panzer 61 tank. It was one of two such vehicles previously used in Enemy at the Gates (2001).

 ドイツ軍の戦車はパンターIII号戦車(http://ja.wikipedia.org/wiki/III%E5%8F%B7%E6%88%A6%E8%BB%8A)のレプリカで、『スターリングラード』でも使われた

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2009-09-0420090904

[]Bird Bird - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Bird - 拡散していけど、とりもなおさず Bird - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/Bird_(film)

http://www.imdb.com/title/tt0094747/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17484#1

感想

 いい映画

 原題は、本作の主人公であるチャーリー・パーカー(ふぉれすと・うぃてかー)の愛称

 以下ネタバレ含む




 中盤で、ディジー・ガレスピー(さみゅえる・E・らいと)はパーカーの遅刻癖を始めとしただらしなさを諭しながら、何故自分が遅刻やドラッグの使用に厳しく、それが守れないメンバーをクビにするのかを説く件がある

 ガレスピーは自分達が「黒人だから」遅刻やドラッグの使用をすると白人から言われるのが嫌でそれに厳しくしているんだと

 しかし、同時に自分のような「改革者」よりも、ドラッグ癖のあるパーカーのような「殉教者」の方が人々の記憶に残り、自分のような人間は簡単に忘れられるだろうとも嘆く

 もちろん、ディジー・ガレスピーの名はジャズに詳しくない自分のような人間でも知っているし、ディジー・ガレスピーもパーカー同様に名を残していることは歴史が証明しているのだが、それは置いておいて、このシーンがこの映画を象徴しているのではないかと思う


 世の中には破滅型の人間がいて、他人がどんなに心配しようが、自身でどんなに反省しようが、何度も同じ過ちを繰り返してしまう

 作中でパーカーは潰瘍を患うなどドラッグに手を染めやすい環境にあったとはいえ、他人にドラッグの使用を止めるようにきつく言っているにも関わらず、結局ドラッグをやめることができない

 彼を愛している人間はもちろん彼にドラッグを止めてほしいし、止めようとさせるが、それは叶わずいさかいがあっても彼のそばに居ることぐらいしか出来ない

 もっと言えば、全てはなるようにしかならないという諦念を描いているのだろう



 だが、本作はありがちな破滅型の人間の伝記ではない

 パーカーの悲惨さを描こうと思えばもっとやり方はあったと思うし、愛憎劇やショービズ界のごたごたなども描こうと思えば出来たはずだ

 恐らくは意図的に自身が麻薬中毒であることを認めているのに、パーカーが麻薬を使用するシーンが出てこないのも、別にパーカーがドラッグでぼろぼろになる姿を描くのが目的ではないことの現れだろう


 音楽マニアとして有名なイーストウッドの本当にやりたかったことは破滅型の人間を描くことではなく、チャーリー・パーカーの音楽を聞かせることだと思うし、それに付き合うことの出来ない人間、この映画にストーリーを期待している人間はちょっと見るのがしんどいのではないかと思う

 自分は結構楽しめたけど

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0094747/trivia

Clint Eastwood, a lifelong jazz fan, had been fascinated by Charlie Parker and his music since seeing him play in Oakland in 1945.

 長年のジャズファンであるイーストウッドは1945年にオークランドでパーカーを見て以来彼のファン

The project was originally intended for Richard Pryor at Columbia Pictures eight years earlier. Persuaded by Clint Eastwood, Columbia traded it to Warner Bros. for Revenge (1990/I) which he was originally the director of.

 元々コロンビア・ピクチャーズがりちゃーど・ぷらいやー監督で8年前から構想を温めていたが、その権利をイーストウッドが買い上げ、代わりにワーナーが『リベンジ』の権利を譲った

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Clint Eastwood approached Chan Richardson, Charlie Parker's common-law wife on whose memoirs the script was based, for input. She gave Eastwood a collection of lost recordings unlocked from a bank vault.

 脚本の元になった回想録(注:「My Life in E-Flat」)を書いたチャン・リチャードソン(注:http://en.wikipedia.org/wiki/Chan_Parkerにも「common-law」って書いてあるから、法的には結婚していないのかな、よくわからない)にイーストウッドが連絡を取り、銀行の貸金庫に保存してあった未発表のチャーリー・パーカーの音源を提供してもらった

Keith David and Forest Whitaker had previously co-starred in Platoon (1986).

 きーす・でいヴぃっど(注:バスター・フランクリン(パーカーが無名の頃ステージで挑戦したサックス奏者)役の人)とふぉれすと・うぃてかーは『プラトーン』で共演している

2009-09-0320090903

[]Catch Me If You Can Catch Me If You Can - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Catch Me If You Can - 拡散していけど、とりもなおさず Catch Me If You Can - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/Catch_Me_If_You_Can

http://www.imdb.com/title/tt0264464/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=240127#1

感想

 物足りないところはあるがいい映画

 原題はWikipediaによれば

「Catch me if you can(捕まえられるもんならつかまえてみろ)」とは鬼ごっこの時の掛け声で、日本語の「鬼さんこちら」に当たる。

 とのこと

 以下ネタバレ含む




 嘘をつくにも色々な動機がある

 自分をよく見せたかったり、優位な立場に立ちたかったり、ただ単に虚言癖だったり、人それぞれに理由があるのだと思うのだが、本作の主人公のフランク・W・アバグネイル(れおなるど・でぃかぷりお)に関しては家族に対する愛情への渇望があったのだろう

 決して自分を愛してくれないわけではないが離婚してしまった父母を仲直りさせようと他人から金を騙し取り、父や他人に認められたいと様々な職業を詐称した

 

 

 作中で、フランクは自分を追ってくるFBIのカール・ハンラティ(とむ・はんくす)に本当の居場所を教えたり、交際をしている看護師のブレンダ・ストロング(えいみー・あだむす)の父のロジャー・ストロング(まーてぃん・しーん)に何者かを問われ、実際には医者でも法律家でもないと告白をしているのだが、一向に信じてもらえない

 フランクは自分に注目をして欲しくて嘘をつくわけだが、たまに真実を言っても信じてもらえないという葛藤がさらに彼に嘘をつかせたことは想像に難くないし、彼が注目をされたいがために嘘をついているが、実は嘘をつかなくても注目してくれるのなら嘘をつかないでも何も問題はないと見抜いたカールに出会ったことは彼にとって至上の喜びだったに違いない

 だから、原題は「ボクはあなたには捕まえられない」という優越感の現れと受け止めるよりは、多分「ボクを捕まえてくれるのならむしろしっかりと捕まえてくれないか」という懇願の現れと受け止める方がしっくり来る



 最初に書いた物足りないところというのは、ちょっと作りが優等生過ぎるところ

 もうちょっとフランクとカールのやり取りをコミカルでやりすぎな感じにするか、フランクの愛されたいという狂気をしっかりと描くかのどっちかにして欲しかった

 なんか中途半端な感が否めない

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0264464/trivia

Jennifer Garner shot her scenes in one day.

 じぇにふぁー・がーなーは撮影を一日で終えた

The blackboard that Carl Hanratty is writing on toward the end of the movie contains a small note at the bottom that says, "Steven and Tom's 4th project". Steven Spielberg and Tom Hanks, had previously collaborated on "Band of Brothers" (2001) , Saving Private Ryan (1998) and Joe Versus the Volcano (1990).

 終盤で出てくるカールが使う黒板には「Steven and Tom's 4th project」と書いているが、監督ととむ・はんくすが一緒に仕事をするのは4作目

The fluttering dollar bill is a reference to the floating feather from Forrest Gump (1994).

 ドル札が舞っているシーンは、『フォレスト・ガンプ』で羽が舞うシーンと関連付けている

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The arrest scene in France was actually shot in Place Royale, Quebec city. The church in the background is called Notre-Dame-des-Victoires and the bust in the middle of the place is of Louis XIV.

 フランスでの逮捕シーンは実際にはケベック州のロワイヤル広場で撮影されている


大きな地図で見る

Mrs. Abagnale's house after she remarried was the same house used for Father of the Bride (1991) and its sequel.

 フランクの母が再婚後に住んでいる家は『花嫁のパパ』とその続編で使われた家

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2009-09-0220090902

[]Minority Report Minority Report - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - Minority Report - 拡散していけど、とりもなおさず Minority Report - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

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リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/Minority_Report_(film)

http://www.imdb.com/title/tt0181689/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=235792#1

感想

 いい映画

 原題は、作中では「プリコグ」と呼ばれる予知能力者が三人いるわけだが、その三人が見た映像が異なった場合に二人が見た映像が優先され、一人が見た映像は破棄されることになっており、その一人(=マイノリティ)が見た映像(=報告(リポート))のことを指す

 以下ネタバレ含む




 人間は完璧ではなく、その人間が完璧なシステムを構築することなど不可能であるということをしっかりと描いているなと思う


 作品の途中まではそれと全く別の運命論的な色合いが濃い

 2054年のワシントンDCではプリコグの見た未来を元に犯罪を未然に予防する犯罪予防局のおかげで殺人が発生していなかったが、その組織のチーフであるジョン・アンダートン(とむ・くるーず)は自身が見知らぬ人間を殺してしまう映像を見てしまい、その追求のために逃亡する

 ジョンが殺すことになっていたリオ・クロウ(まいく・ばいんだー)が泊まっている部屋を突き止めたジョンはベッドの上に散乱した児童たちの写真の中に、失踪した息子のショーンの写真を発見し逆上するが、その状況の不自然さに気づいたジョンはクロウを詰問し、クロウは報酬目当てにショーンを誘拐したフリをしていることを告白するが、クロウはジョンが持っている銃の引き金を引き、結果的にクロウは死んでしまう


 そこから、一番上に書いたように、完璧に見えた犯罪予知システムの抜け穴が露呈していくことになる

 全てはジョンがアン・ライブリー(じぇしか・はーぱー)という女性の殺人に疑惑を持ったことが始まりであり、ラマー・バージェス局長(まっくす・ふぉん・しどー)がその女性の殺人に関わっていて、その隠蔽のためにジョンを殺人犯に仕立て上げようという計画だった

 アンはプリコグの一人であるアガサ(さまんさ・もーとん)の母親であり、犯罪予知システムを維持したいバージェスはアガサを取り戻そうとするアンを邪魔に思い、システムの盲点を突いて殺してしまう

 システムの盲点とは予知の映像が他の事件とあまりに酷似していた場合には看過されてしまうことがあるという点で、バージェスが他人に殺人を依頼しそれを犯罪予防局に逮捕させた後に同じ現場で同じような格好で殺人を犯してアンを殺した

 

 プリコグの三人が異なる未来を予知することもあるという点で既に完璧なシステムとは思えないが、その映像を判断する人間の主観によってそれが如何様にも捉えることができるという時点でさらに破綻を来たしている

 後から考えてみれば、ジョンがクロウを殺す際の映像の中に、全く関係のない老婆が出てきて、それさえも何らかの関連があるのではないかと読み間違いをする犯罪予防局の人間やダニー・ウィットワー(こりん・ふぁれる)の見当違いの推測もその伏線となっているのかもしれないが


 プリコグの予知する未来が本当に正しいのかとか、その他の設定に関する説明をばっさり削っているが、そのおかげでストーリーがすっきりしていてスピード感がある映画になっているなと思う


 本作は2002年に発表され、3年以上も製作の準備にかかっていることから全くそれを意図しているわけではないのだけど、911以降のアメリカの行動なんかに微妙なシンクロニシティを見せているのではないかと思ってみたりした

 アメリカは自らの無謬性を信じているような、もしくは無謬性を信じているかのように見せかけているような行動を取り先制攻撃をしかけたわけだが、間違っていない国家なんて存在しない

 


 あと、全く関係ないけど、ジョンがクロウにキレてしまうシーンは、子供を殺されてしまったことを知ってしまった刑事が逆上して犯人を殺してしまうラストのあの映画を連想したり

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0181689/trivia

Cameo: [Cameron Crowe] Tom Cruise's director from Jerry Maguire (1996) and Vanilla Sky (2001) appears as a commuter on the train who looks at Anderton over the top of his newspaper and recognizes him.

Cameo: [Cameron Diaz] Tom Cruise's co-star in Vanilla Sky (2001) plays the blond woman sitting just behind director Cameron Crowe, the man who looks over at Anderton on the train.

 ここらへんはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88#.E3.81.9D.E3.81.AE.E4.BB.96

Paul Thomas Anderson, who directed Tom Cruise in Magnolia (1999), has a cameo on the train. It is reported that he is so hard to find that Anderson himself does not know where he appears

 とむ・くるーずが出演した『マグノリア』を監督したぽーる・とーます・あんだーそんが電車のシーンにカメオ出演しているが、彼自身、どこに出演しているかわからないぐらいらしい

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The "PreCogs" were all named after famous mystery writers. Dashiell Hammett, Arthur Conan Doyle, and Agatha Christie.

 プリコグ三人の役名は、それぞれミステリー作家のダシール・ハメット、コナン・ドイル、アガサ・クリスティーに由来している

The opening sequence is a homage to Alfred Hitchcock. The scissors: Dial M for Murder (1954), the eye glasses: Strangers on a Train (1951), and the prolonged shot of the eye: Psycho (1960).

 冒頭のシーンはヒッチコックへのオマージュ

The tiny, in-the-ear cell phones used throughout the movie (but most noticeably by Pre-Crime Director Lamar Burgess (played by Max von Sydow)) in the film's final scenes, are actually Bang and Olufsen earphones minus the connection cables.

 インイヤーの携帯電話として使われている小道具は、実際はBang and Olufsen(http://www.bang-olufsen.com/)のイヤフォンから接続ケーブルを除いたもの

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2009-09-0120090901

[]The Lost World: Jurassic Park The Lost World: Jurassic Park - 拡散していけど、とりもなおさず を含むブックマーク はてなブックマーク - The Lost World: Jurassic Park - 拡散していけど、とりもなおさず The Lost World: Jurassic Park - 拡散していけど、とりもなおさず のブックマークコメント

リンク

http://en.wikipedia.org/wiki/The_Lost_World_Jurassic_Park

http://www.imdb.com/title/tt0119567/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=54853

感想

 あまり面白くない

 以下ネタバレ含む




 前作の全くの劣化コピーで、前作で人間のエゴを象徴していたジョン・ハモンド(りちゃーど・あってんぼろー)の役割をハモンドの甥であるピーター・ルドロー(あーりす・はわーど)が務め、主人公がアラン・グラント博士(さむ・にーる)からイアン・マルコム(じぇふ・ごーるどぶらむ)にスライドするだけでストーリーの構図もほぼ同じ

 前作からよくなった点を強いてあげるのなら、襲ってくる恐竜の種類も襲い方も増えたことぐらいだが、ストーリーがイマイチなのでそこらへんが際立ってこない


 前作と違って人間側が恐竜に対抗する部隊を送り込んだり、隔離されていた恐竜がアメリカ本土に上陸するなど変り種があって、そこらへんを強調すればまた違った印象だったのだろう

 しかし、前作の感想でも同じことを書いたが、ストーリーに拘ろうとして面白くないストーリーにするよりは、恐竜に襲われることの恐怖感に特化したような作りにした方が面白くなるのではないかと思った

トリビアhttp://www.imdb.com/title/tt0119567/trivia

The ship which crashes into the InGen quay at San Diego docks, traveling at 26 knots, is called "S.S. Venture". This the same name as the ship that brought the giant ape to Manhattan in King Kong (1933) and King Kong (2005).

 ドックに衝突した船の名前は「S.S. Venture」で、『キングコング』で出てきた船名と一緒

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In the San Diego video store, there is a poster advertising a movie with Arnold Schwarzenegger as King Lear. This is a reference to Schwarzenegger's playing "Hamlet" in Last Action Hero (1993) - the movie that was practically wiped out at the box office by the first Jurassic Park (1993).

サンディエゴのビデオ屋であーのるど・しゅわるつぇねっがーがリア王を演じているポスターがあるが、前作が興行収入において、彼がハムレットを演じた『ラスト・アクション・ヒーロー』に勝ったことに関連付けている(注:前作の興行収入は9億ドル、『ラスト~』は1億ドル)

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When the T-rex bites the traffic signal in San Diego, a street sign on the right edge of the screen reads in part "NO DINOSAURS".

 ティラノサウルスが信号機に噛み付いた時に、画面の右端の標識に「NO DINOSAURS」と書いてあるのが見える

The man that is eaten by the T-Rex next to the video store (in San Diego) is David Koepp, one of the writers of the film. He is credited as "Unlucky Bastard".

 ビデオ屋の隣で食べられているのは本作の脚本家のでヴぃっど・こーぷで、クレジットでは「不運なくそったれ」となっている

Director Cameo: [Steven Spielberg] Reflected in the TV broadcasting the CNN story about the return of the dinosaurs, sitting on the couch next to Jeff Goldblum and eating popcorn.

 じぇふ・ごーるどぶらむが恐竜についてCNNが報じているのを見ているシーンの隣で監督がポップコーンを食べる役でカメオ出演

Held the record for the biggest opening weekend ever for four and a half years, May 1997 to November 2001.

 公開1週目の週末の興行収入の成績の記録を4年半保持

Steven Spielberg originally approached Juliette Binoche about playing the role of Sarah Harding. She supposedly replied that she would appear in the film only if she could "play the dinosaur". The part went to Julianne Moore instead. Binoche had previously declined the part of Dr. Satler in Jurassic Park (1993).

 監督はサラ役をじゅりえっと・びのしゅにやって欲しかったが、「恐竜役で出ることが出来たら引き受ける」と言って断られた

The Japanese tourists running from the rampaging T-Rex in the San Diego scene (an obvious homage to "Godzilla" movies) are saying in Japanese: "I left Japan to get away from this?!"

 日本人の旅行客達がティラノサウルスから逃げるシーンはゴジラへのオマージュとなっていて、「これから逃げるために日本から出たのに」というセリフを言っている

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