拡散していけど、とりもなおさず RSSフィード

2009-08-2320090823

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 いい映画

 以下ネタバレ含む




 はっきり言って、目新しい要素がある映画ではない


 対人戦闘が得意な元CIA職員が最先端とは言い難い市販のものを使って敵を追い詰めるという意味では『ジェイソン・ボーン』シリーズをかなり意識しているだろうし、旅行者を国際的な人身売買組織が襲うというのは『ホステル』を連想しなくはないし、その他にも父が子供を取り戻す、タイムリミットが設定されているなどクリシェがこれでもかと出てくる

 しかし、ブライアン(りーあむ・にーそん)の取る行動の理由と過程を丁寧に説明する様は、主人公の行動を敢えて説明せずにあたかもその存在を人を超えたものとして認識させようとした『ジェイソン・ボーン』とは全く逆のベクトルで、生身の人間がここまで出来るんだという旧来のアクション映画と同じ地に足の着いたものだし、『ホステル』と違って残虐な拷問シーンが出てくるわけではない

 様々な要素を換骨奪胎してこの映画が何をしたかったかと言えば、別に説明するほどのことでもないのだが、ベタな親子愛を描きたかったということだろう

 娘への愛情を表現するのが下手だが娘を守るためには何でもやる父親が、得体の知れない組織と戦うという、これでもかというベタなストーリーをするためには父親の取る行動を逐一描く必要があるし、娘を誘拐する組織の正体がなんであろうが関係はない

 様々な要素をこれでもかと詰め込み、しかし雑多な印象を受けない作りはかなり上手いと思う



 ちょっと不満が残るとすれば、エンディングがご都合主義なところか


 これでもかと不法行為を犯し、人身売買組織に多大なダメージを与え(しかも、その人身売買組織は壊滅していないっぽい)、その顧客を殺し、フランスの公安当局の面子を潰し(しかもその一部は人身売買組織に関わっているっぽい)、しかもCIAという後ろ盾を既に持っていない人間が無事にアメリカに戻ることが出来たというエンディングはちょっとおかしいんじゃないかなと思う

 どう考えても悪い要素が重なりすぎているので、途中からバッドエンドというか、ブライアンの娘は救出できてもブライアンは殺されるんじゃないかなと思ったけど、そこらへんはなかったことにされている

 他の部分は高機能な映画なのに、その部分をしっかり解決しなかったのは残念としか言いようがない



 さて、IMDbによれば

Doing this film propelled Famke Janssen to take action in the real fight against corruption. She now serves as the Goodwill Ambassador for the United Nations Office against Drugs and Crime.

 この映画に関わったことによって、ふぁむけ・やんせん(注:ブライアンの元妻役の人)は腐敗に対して関心を持ち、ユネスコの親善大使を務めるまでになった

Former Special Air Service (SAS) soldier Mick Gould trained Liam Neeson in combatives and weapons handling skills to prepare him for the role.

 りーあむ・にーそんは役作りのためにイギリス陸軍の元兵士と訓練をした

In the film, Katie Cassidy's character (Amanda) is 19 years old and Maggie Grace's character (Kim) is 17 years old. In real life, Maggie is 3 years older than Katie.

 作中ではけいてぃ・きゃしでぃは19歳、まぎー・ぐれーすは17歳の役を演じているが、実際はまぎーはけいてぃより3歳上

Before any action takes place, Bryan already has scratches to the left side of his face. Hinting at his "spare time" activities.

 ブライアンは行動を起こす前にいつも顔の左側を引っかく

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