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2009-08-0420090804

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ギルバート・グレイプ;WHAT'S EATING GILBERT GRAPE [DVD]
角川エンタテインメント (2005-08-26)
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 いい映画

 原題の「Gilbert Grape」は主人公の名前

 以下ネタバレ含む




 はっきり言って、そこまで上手いストーリーではないと思う


 ギルバート・グレープ(じょにー・でっぷ)の家族は、首をつって自殺をした父、その死がショックで過食になり太ってしまいそれによって笑われることを恐れて外出しなくなった母、知的障害のある弟アーニー(れおなるど・でぃかぷりお)、それに姉と妹だ

 そんな状態であるから一家の大黒柱にならざるを得ず、働きに出、アーニーの世話をしている


 ギルバートと家族の関係は、我々と家族の関係を上手く表していると思う

 恥ずかしいようなそれでいて誇らしいような、邪魔なようななくてはならない存在のような、複雑な感情の対象であるというのを、話題にすることすら憚られる父の自殺、それから立ち直ることが出来ず同様に表立っては指摘しない母の肥満、遊びたい盛りであるはずのギルバートの行動を制限するアーニーの行動

 同じような経験をしたものではなくても、ギルバートと他の家族との関係と言うのは不思議なことに非常に共感が出来る物だと思う


 このような立場に立たされたギルバートがこの作品の中で変化をしていけばもうちょっと面白くなったのではないかと思うが、ストーリーの始めと終わりでギルバートが変化をしているように思えない

 確かに、ギルバートがアーニーの持て余してブチ切れ失踪してしまったために家族と向き合わねばならないことを認識した母が死んでしまうし、不倫をしていたベディ(めありー・すてぃーんばーじぇん)の夫(けヴぃん・たい)が不審死をしてしまう

 だが、イノセンスの象徴、もしくはギルバートのイノセンスを奪うような存在であるアーニーとの関係性が変わらないことや、退屈さの象徴である街から抜け出さないというのは、既に全てを諦めてしまったようなギルバートがそこから抜け出さないことを再び心に決めているように思えるというか、結局何が起きてもギルバートは変わらないということに思えて、この作品のイベント全てが意味のないことのように思える

 ベタに街を抜け出すか、アーニーがいなくなってギルバートがイノセンスを取り戻すような展開だったらもうちょっと面白くなったかなと思う


 でぃかぷりおを筆頭に俳優の演技もいいし、上に書いたようにギルバートとそれを取り巻く家族との関係性も面白いと思うのだが、何か歯車が上手くかみ合ってない感じがする



 さて、IMDbによれば

The picture of Mrs. Grape as a young woman is a real life picture of Darlene Cates as a young woman.

 グレープ夫人の若い頃の写真は、(注:グレープ夫人を演じた)だーれーん・けーつのもの

Leonardo DiCaprio said that playing Arnie was "the most fun I've ever had".

 でぃかぷりおはアーニーを演じた経験はこれまでの中で一番楽しかったと語っている

Johnny Depp felt bad about having to ridicule Darlene Cates's character "Momma" and would often apologize to her after shooting. Depp once said to Cates, "Man, I want you to know how much I hated having to say those things about you, or about your character."

 じょにー・でっぷは作中でだーれーん・けーつのキャラクターをからかって「Momma」(注:幼児語で「お母さん」の意)と呼んだことを居心地悪く思って、けーつにその気持ちを伝えた

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