拡散していけど、とりもなおさず RSSフィード

2009-04-1320090413

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 あまり面白くない

 原題は辞書によると壊れたり割れたりといったイメージの言葉らしいが、恐らくは劇中でテッド(あんそにー・ほぷきんす)がビーチャム(らいあん・ごすりんぐ)にした「どんな卵にも割れ目はある」という話に関連しているのだろうと思う

 以下ネタバレ含む




 あんそにー・ほぷきんすが刑事裁判の容疑者になるという設定から、検事であるビーチャムとの丁々発止のやり取りを期待したのだが期待はずれもいいところ

 妻を殺したビーチャムがどのようなトリックで犯行に使った銃を隠したのかといういわばコロンボ風な展開でストーリーは進んでいくのだが、解くべき謎がその銃がどこにいったかということだけなので謎を解く楽しみといったものがないし、その謎がテッドの銃と刑事のロブ(びりー・ばーく)の銃を取り替えただけという単純なものの上にそのトリック(「トリック」といえる代物ではないが)の伏線も全くないので全然面白みがない


 テッドは刑事裁判の盲点ともいえる「証拠がなければいかに怪しかろうと罪には問われない」というところを上手く突いていて、テッド自身が不利となるような証拠をしっかりと消していることや、ロブがテッドの妻ジェニファー(えんべす・でいヴぃっつ)の不倫相手であることから、ロブが尋問をしたテッドの供述調書を無効なものにするという手口も面白いとは思う

 しかし、上に書いたように全ての裁判の行方が銃がどこに行ったかにかかっている割にそれが面白くないのはどうかと思うし、テッドが完璧に犯行を行っている割にはロブが現場に来るかどうかはテッドが決めようがないことだし、銃を交換することも計算しようがないと思うからトリックとしてはあまりにも欠陥があると思う



 以前、「魔の時間帯」という話を書いた

 何事も始まりと終わりは緊張感が欠けがちであるから予想外の出来事が起こったりする


 この映画のテーマは決してそういうことではないと思うが、ビーチャムはテッドの事件に深入りするあまり身を持ち崩してしまう

 検事から大手の法律事務所の弁護士に転進する直前にテッドの事件に出会ったために、地位やキャリアを投げ打ってしまう

 検事から弁護士になろうとしたというのは恐らく収入を増やそうとしたわけで、推測するにビーチャムはそこまで正義感がある人間ではないという設定だと思うのだが、その彼が何故テッドの事件に深入りしたのかというのをもうちょっと丁寧に描けば面白くなったのかもしれない



 さて、IMDbによれば

After the arraigning judge refers to Willy Beachum as 007 he sleeps with Nikki Gardner. Rosamund Pike who played Nikki also portrayed Miranda Frost in Die Another Day (2002). In that movie Miranda slept with 007.

 ビーチャムが法廷に出て007みたいと判事に言われた後にニッキ・ガードナーと寝るが、ニッキを演じたろざむんど・ぱいくは『007 ダイ・アナザー・デイ』で007と寝る役をしている

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