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2009-03-3020090330

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 全体的に面白くなかったし、これぞ「世にも奇妙な物語」というようなぞっとさせつつも後味の悪いようなオチのドラマが無かったと思う

 以下ネタバレ含む

爆弾男のスイッチ

 ある日、江草俊哉(いちはらはやと)は見識のない同級生の織田省吾(ほんごうかなた)に織田の体内に埋め込められた爆弾のスイッチを渡されるという話

 オチは江草がいじめてくる学生を殺すために爆弾のスイッチを押してしまうが、爆弾の話は嘘で心理実験だったという話だったが、自分が事前に予想していた幾つかのオチの中でも一番面白くないオチだった

 設定自体は面白くなくはないと思うが、江草と織田の絆を深めるようなエピソードを詰め込むには時間が短すぎると思うし、江草がずっとスイッチを押したがっているのでオチ付近でスイッチを押すのは目に見えている


 あと、何回か書いてきたのだが、いちはらはやとは演技がワンパターンすぎる

輪廻の村

 ゴシップ紙の記者である原田夕奈(いとうみさき)は投書により秘密が隠されているという村に取材に行く

 題名でネタバレをしていてオチのハードルをかなり上げている感はあるが、オチは原田に村の秘密を教えた少女は、実は原田が以前にスクープを取った記事により自殺に至った密告者の生まれ変わりだったというもの

 「爆弾男~」同様に、原田がスクープを取ったことなどの経緯を描くには時間が短すぎる

 「世にも奇妙な物語」としては殺された原田がその村にまた生まれ変わるというオチの方がよかったのではと思うが


 『案山子』を連想した

クイズ天国・クイズ地獄

 息子が見るバラエティのクイズ番組が役に立たないと馬鹿にしていた諸沢守(いしはらよしずみ)だったが、ある日日常の選択肢が全てクイズ化される

 アイデア自体は決して悪くはないと思うし、「クイズ番組が多い」という視聴者の声に対してのテレビ局からの「クイズ番組は役に立つものだ」というプロパガンダかなとも考えたりしたのだが、オチである諸沢が最後のクイズで地獄に送られる(=死んでしまう)というのは捻りがなくて面白くなかった

 もうちょっと日常が全てクイズ形式になるという不条理さを強調するか、全てがクイズ形式になることに意味を与えるなどの工夫が欲しかった

 「クイズ$ミリオネア 」のパロディというのも今さらな感じはあったし

 しかし強いて今回の5つの話の中で一番面白い話を挙げるのならこれか

真夜中の殺人者

 木田亜矢香(あいぶさき)は交際を申し込んできた男に対し「ニュースになるようなことをやったら付き合う」と言ったが、その男らしき人物が亜矢香のマンションらしき建物で殺人を繰り返す

 今回の5話の中で一番どうでもいいストーリーかつ魅力のない脚本(亜矢香のセリフの中で「ゼロ興味」というもものがあって、何それって思った)で適当に見ていたので、オチである「交際を申し込んできた男は亜矢香の向いの同じ形のツインマンションで殺人をして、それによって各部屋の照明を変えて「I LOVE YOU」という文字を描いた」というものが来たのは意外だったが、それでもどうでもいい話だった


 あいぶさきが男を手玉に取る役だったのだが、そういうイメージを持っていなかったのでちょっと意外だった

ボランティア降臨

 家事やパートに追われる木元貴美江(たかしまれいこ)の元に、ある日クボタミチコ(おおたけしのぶ)が現れ「ボランティア」で家事の全てを担うようになる

 全体的に「主婦は家事をボランティアなものとして扱われて苦労を強いられている」というメッセージを感じるが、オチである「クボタミチコにボランティアの大切さ=自分の喜びを追及すべきだと諭され木元貴美江も他の家にボランティアに出て行く」という終わり方があまり面白くなかった

 要は女性は解放されるべきであるというフェミニズム的な考え方だと思うのだが、結局それだったらクボタミチコも木元貴美江も状況が変わらない気がする

 女性は社会進出をすべきという考え方の比喩として木元貴美江が家を出て行っても、よそで同じような家事をするのなら状況は何も変わらないし、木元貴美江が外に出るというのが「自分は家に縛られている」という考え方からの解放だとしても、家から出たらクボタミチコが着てきたエプロンを皆がしていてボランティアに勤しんでいるというのは没個性化のように思えてあまり面白く思えない


 まぁ、「家事がボランティアのように扱われている」ということを無理なく描いているのは面白いし、仕事に没入しすぎて家庭などが疎かになってしまうというのは男女に関係のないこと悩みだというのも上手く描いているので、今回の中で二番目に面白かったか